2014/12/05 (金) 22:30
非農業部門雇用者数(11月)
結果 321千人 サプライズの好結果!
予想 230千人
前回 243千人(214千人から修正)上方修正!
失業率(11月)
結果 5.8% サプライズ無し
予想 5.8%
前回 5.8%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数が予想を上回るサプライズの好結果。
また、前回数値は上方修正されています。
失業率の方は、予想どおりでサプライズ無し。
明かな好材料です。
米経済は力強く、着々と回復しているような印象です。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 多少の乱高下の後、上昇
・ドル 多少の乱高下の後、上昇
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
また、グローバル的な視点で見ると、
米国はQE3終了で、ドルのジャブジャブ供給終了、次は利上げに焦点(金融引き締め)、
その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)。
となると、ファンダメンタル分析的に考えると、
対ユーロ、対ポンドで、ドルの価値が上昇するのが
自然な論理的帰結のように思えます。(=ユーロドル、ポンドドル下落)
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは15:30が日本時間22:30 純粋なドル高
15分足 クロス円はイマイチ伸びていない→円安と言うよりも、純粋なドル高
米長期金利 ほぼ変化無し!
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
米雇用統計の発表で、
初動は
・NYダウ(先物) 壮絶な殴り合い
・ドル 純粋なドル高一直線
となりました。
ドル高は素直な反応で分かるのですが、
NYダウの乱高下が、市場の迷いを示しています。
そしてその後、
・NYダウは乱高下の後、買い方が殴り勝って史上最高値更新、高値引け
・ドルそのまま高騰維持
となりました。
素直な強気の反応となりました。
さて、場味の分析ですが、
好材料に対して、強気の反応となりました。
マーケット全体のコンディション、地合が強気であることを示しています。
ドル円が高いからといって、安易な逆張りは禁物です。