先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門
第386号 一目均衡表再入門66
型譜11 五陰連以上
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第385号
一目均衡表再入門65
型譜10 九陽連以上 検証編
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
一目均衡表再入門65 型譜10 九陽連以上 検証編
をご紹介いたします。
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(細田レポートを読むにはFOREX Traderの口座開設が必要(無料))
■一目均衡表って何だっけ?
一目均衡表は、
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
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1935年(昭和十年)※ に
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
ということに由来すると言われています。
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
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一目均衡表は、
・時間論、
・波動論、
・値幅観測論
を三大骨子とし、
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
「均衡表が持つさまざまな力関係
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
時間関係、
価格の変動、
波動構成、
相場全体と個別の関わりなど)
を探求し、最終的にこれを総合化して
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
知りなさい、と説いておられる。」
『一目均衡表の研究』より
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「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
ということです。
これは、簡単にいえば、
売り方と買い方のいずれが勝ち、
または負けているかを知るということであり、
実はこれを知りさえすれば
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
■はいはい、で、型譜って何だっけ?
以下、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「足型については、
最も有名なものとして「酒田五法」があります。
この酒田五法は実戦向きの非常に価値のあるものといえますが、
さまざまな「足組」と呼ばれるパターンを記憶する必要があります。
この点、均衡表の「足型」は
極めてシンプルな考えを基にしていることから、
判断が容易です。
考え方の根底は
「陰極まって陽に転ず」
「陽極まって陰に転ず」
というものです。
なお、「型譜」とは、
「型」は「かたち」、
「譜」は「符号」で、
いずれも「かたち」を意味するものです。
(中略)
均衡表の分析と同時に「型譜」を考察することが、
より大きな成果をあげることにつながるわけです。」
以上、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
型譜とは、ローソク足それ自体の形状などを解析することで、
相場分析を行うものです。
ローソク足分析で最も有名な酒田五法について、
このメルマガでもご紹介いたしましたが、
※酒田五法入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat124/
※ローソク足分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat114/
一目均衡表の「型譜」は、
酒田五法をさらに発展させたものです。
一目山人は、『わが最上の型譜』という書籍で
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimokuwagasaijouno
その内容を詳説しておられます。
■はいはい、で、具体的にはどんなのがあるねん?
一目均衡表の「型譜」では、以下の種類に分けられています。
・五陽連
・一陰介在五陽連
・六陽連
・一陰介在六陽連
・七陽連
・一陰介在七陽連
・八陽連
・一陰介在八陽連
・九陽連以上
・二陰介在九陽連以上
・五陰連以上
・一陽介在五陰連以上
■はいはい、で、九陽連以上って何だっけ?
五陽連の応用で、
九本の連続する陽線を九陽連、
十本の連続する陽線を十陽連、
と言います。
その後は、十一陽連、十二陽連、・・・と続きます。
そのまんまです。
そして、
「極めて小幅であることをもって最良」
とするのも、五陽連と同様です。
一方、五~八陽連と違う点としては、
九陽連以上の場合は、
陰線の介在が2本まではOK!
ということになっているようです。
陰線2本までは、ノイズとして許容するというルールのようです。
すなわち、
・一陰介在九陽連
・二陰介在九陽連
・一陰介在十陽連
・二陰介在十陽連
(以下略)
も、
高値安値のレンジが小幅な物であれば、
九陽連~に準じるものとして扱うようです。
■はいはい、でもどうせ机上の空論やろ?オカルトオカルト
では、実際のマーケットではどうなのでしょうか?
ドル円日足チャートで検証してみました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxxpa0499.jpg
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《コメント》
この九陽連以上というのは、
介在(陰線)の無い物は非常に珍しく、
数年に一度しか示現しないようです。
過去4年の日足チャートを調べてみましたが、
2014年7月と、
2011年3月の
二回しか示現しておりませんでした。
2014年7月の十陽連は、
爆騰の前兆現象として完璧に機能しました。
一方、2011年3月、
東日本大震災&福島原発爆発事故直後に示現した
介在無しの十陽連は、
その後の反騰にはつながらず、
天井を形成するだけで力尽きて墜落していきました。
いずれにせよ、
介在無しの十陽連というのは異常事態で示現するものです。
近々何かが起こる!
水面下で大きな「何か」が動いている!
と考えるのが良さそうです。
警報サイレンとして考えると良いと思います。
なお、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
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■ 次回予告
次回は、
一目均衡表再入門66 型譜11 五陰連以上
をご紹介いたします。
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