先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第347号
一目均衡表再入門27 波動論1 概要
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第346号
一目均衡表再入門26
時間論14
対等数値7 日経平均検証
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
一目均衡表再入門26 時間論14 対等数値7 日経平均検証
をご紹介いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgd0098.jpg
※おまけ 一目時間論計算シート最新版(エクセルファイル)
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(細田レポートを読むにはFOREX Traderの口座開設が必要(無料))
■一目均衡表って何だっけ?
一目均衡表は、
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/iOqW2o5SkGw.png
1935年(昭和十年)※ に
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
ということに由来すると言われています。
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichigoog
一目均衡表は、
・時間論、
・波動論、
・値幅観測論
を三大骨子とし、
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
「均衡表が持つさまざまな力関係
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
時間関係、
価格の変動、
波動構成、
相場全体と個別の関わりなど)
を探求し、最終的にこれを総合化して
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
知りなさい、と説いておられる。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
ということです。
これは、簡単にいえば、
売り方と買い方のいずれが勝ち、
または負けているかを知るということであり、
実はこれを知りさえすれば
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
■はいはい、で、時間論ってなんだっけ?
一目時間論は、
いわゆる「変化日」あるいは「日柄」を分析するものです。
相場の転換はいつなのか、
目標値の達成はいつごろなのか、
これらを予測するための具体的方法論が、
一目均衡表時間論になります。
具体的には、
●基本数値(9、13、17、26、33、42、65、129、172、200~257)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/ichimokukihonsuuchi.png
●対等数値(波動の形成にかかった任意の日数)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgd0028.jpg
を二つの柱として、日数を分析します。
なお、時間分析は欧米では、
・エリオット波動理論 波動サイクル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/12/_fx36.html
(コンドラチェフ波動、ジュグラー波動、キチン波動)
・エリオット波動理論 フィボナッチ・タイムターゲット
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/03/16_fx50.html
・ギャン理論 ギャン・アングル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/10/_fx29.html
・サイクル分析(現代ではこれが一番メジャーかと思います)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2011/06/_4_316fx_214.html
などが広く知られています。
一目山人翁は、
「相場の主体は時間にあり、
価格は結果として従う。」
と喝破しました。
一目均衡表という哲学の核心、命が、
この時間論にあるとされます。
一目山人の高弟であられた佐々木英信氏は
以下のように述べておられます。
「最も大事な考え方は、時間論にある。
師が最も力説されているのは、
この時間こそが相場そのものである
という点にある。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「一目均衡表の骨子は時間論にあります。
一言でいえば「相場の主体は時間にあり、
価格は結果として従ってくるものだ」という大命題によって
その体系が成り立っているのです。
筆者も長年の研究の中で、
このことは常に痛感するところです。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
■はいはい、で、対等数値ってなんだっけ?忘れちった
対等数値とは、
基本数値以外の時間の関係で相場が転換する動きを
とらえようとするもので、
直近の波動の形成にかかった日数と、
次の波動を形成する日数が等しくなる、という考え方です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgd0028.jpg
■ん?いまいちピンとこないんやが、基本数値と何が違うねん?
基本数値と大きく違う点は、
・9、17、26などの決め打ちの数ではなく、任意の日数であること(数字は自由)
・変擬、隔擬、重擬など独特の計算ルールがあること
以上の2点です。
■変擬?隔擬?重擬?なんやそれは?オカルトか?
まず定義から申し上げますと、
「変擬とは、
以前に生じた時間の区切りを、
その区切りとは別の天井または底を出発点として
擬すること」
です。
そして、
「この擬すべきポイントを変擬点といいます。」
(『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku )
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fxtecf0071.jpg
そして、変擬には、
●隔擬
●重擬
の二種類があります。
隔擬とは、変擬点が、前の区切りと離れている場合を言います。
隔擬
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fxtecf0071.jpg
重擬とは、変擬点が、前の区切りの中に重なっている場合を言います。
重擬
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fxtecf0075.jpg
率直に申し上げますと、
重擬は、無理矢理なこじつけ感があり、後講釈的で、
実戦では役に立たないと思います。
一方、隔擬は、N波動、メジャードムーブの日柄観測などで
頻繁に利用します。
実は基本数値よりも、
対等数値の隔擬は実戦でも非常に有用です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/hengi.png
おまけの一目時間論計算シートでは、
対等数値の計算が簡単にできますので、
よろしければ自己責任でご活用ください。
※おまけ 一目時間論計算シート最新版(エクセルファイル)
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■はいはい、でもどうせ机上の空論やろ?オカルトオカルト
今年(2013年)の日経平均日足チャートを調べてみました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgd0098.jpg
《コメント》
完全にランダムでメチャクチャな値動き(ランダムウォーク)
に思える日経平均ですが、
驚くほどきれいな対等数値関係が浮かび上がってきました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgd0098.jpg
正直、ここまでとは思っておりませんでした。
衝撃です。
明らかに、一定のリズムで波動を形成しております。
40日~55日(営業日ベース)のリズムが確認されます。
なぜこの数字なのでしょうか?
非常に不思議な現象ですが、
何らかの需給が背景にあるのでしょうね。
やはり、時間論は思った以上に深いですね。
今後も研究していきたいと思います。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
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5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
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チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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■ 次回予告
次回は、
一目均衡表再入門27 波動論
をご紹介いたします。
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