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FX・株のテクニカル分析入門 第306号

ダウ理論再入門 1 概要

を発行致しました。 

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以下は前号のバックナンバーです。


 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第305号

テクニカル分析の本質 6 まとめ



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こんばんは。FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

感謝します。



さて、本日は、

テクニカル分析の本質 6 まとめ

をご紹介いたします。


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■テクニカル分析社会的実体説


前号では、貨幣、国家、法人、宗教などと同様に、

テクニカル分析も、「社会的な実体」である
ということについて

ご説明いたしました。


貨幣などと同様に、

テクニカル分析を認識する人が十分多ければ、

現実社会で、それがあたかも実体があるかのように

振る舞ってしまうのです。

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例:「ここはトレンドラインのサポートがあるから買いだ、売りだ」

→トレンドラインが自己実現してしまう。


「ここは三尊のチャートポイントだから、売りだ、買いだ」

→三尊が自己実現してしまう。


「87円は過去の重要な安値だから買いだ、割ったら売りだ」

→「87円」という本来は無意味な価格水準が、
社会的な「意味」を獲得する。
(これがまさに「社会的実体」)





■古典的テクニカル分析 VS 近代的テクニカル分析


したがって、市場心理を無視して統計学的にアプローチする、

RSI、ADX、DMIなどの近代的テクニカル分析(オシレーターの多く)よりも、

■ダウのトレンド理論、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/

■トレンドライン、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat108/

■一目均衡表の雲、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/

■フォーメーション、パターン
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/

■過去の注目すべき高値、安値、半値押し、など
(古典的テクニカル分析)、



・誰もが一目で見て分かるシンプルなもの、

・古くから説かれていて、より多くの市場参加者の
信念(=脳)に影響を与えているもの


これらの方が、市場への影響は大きく、

したがって自己実現してしまう可能性も高いと考えております。
(すなわち、ランダムウォークを超える期待値=トレードのエッジが示顕)





■補足


なお、古典的テクニカル分析でも、

ギャン理論、酒田五法、一目均衡表のやたらと細かい解釈など、

あまりに複雑化し自己目的化してしまったものは、

現実では役に立たない
と考えております。

シンプルであるが故に、社会心理的影響を持つからです。

(市場参加者が認識しないと意味がない。)



また、近代的テクニカル分析でも、

ボリンジャーバンドのように非常に広く知られているオシレーターは、

統計学的な意味よりもむしろ、

"みんなが見ている"という意味で

機能
することも多いと考えております。






■まとめ


テクニカル分析は共同幻想にすぎず、

絶対的なものではありません。

過信は禁物です。


特に、戦争、大規模テロ、大震災、国家の財政破綻などのような、

大事件が起こったときなど、

相場を絶叫とヒステリーが支配している時には、

テクニカル分析が役に立たないことが多いです。

理由は、

売買している人がテクニカル分析を見ていないから
です。



たしかに、

テクニカル分析はその本質において幻想・虚構であるし、

絶対的なものではありません。


しかし、

テクニカル分析は幻想だオカルトだと頭から拒絶するのではなく、

その【社会的機能】に着目してうまく活用することで、

FXや株でも役立たせることができると確信しております。



以上グダグダと書いてまいりましたが、

私の考えが唯一絶対の正解であると

強弁するつもりは全くございません。

こういう考えがあるんだくらいに思って頂けますと幸いです。



なお、当メルマガのバックナンバーは、ブログのトップページ左で、

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/

カテゴリごとに整理しております。

初心者の方は、【必修】マークが付いているカテゴリから

ご覧いただくと効率的にテクニカル分析を学べます。



以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

ここまで読んで頂き感謝いたします。




■テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/




【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】

フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/



【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。

みんなのFX 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192



【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】



【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec 【無料】



【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
(オススメ業者はAlpari、ワイジェイFX)
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/




その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/




■ 次回予告


次回は、

ダウ理論再入門!

をご紹介いたします。




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