2012/03/09 (金) 22:30
非農業部門雇用者数(NFP)(2月)
結果 227千人増 予想よりも若干良い結果
予想 210千人増
前回 284千人増(243千人増から修正)(前月比)上方修正
失業率(2月)
結果 8.3% 予想どおりで何のサプライズも無し
予想 8.3%
前回 8.3%
今回の雇用統計は、
非農業部門雇用者数は、市場予想よりも若干良い結果で、
前回数値が上方修正。
失業率は市場予想と同じで全くサプライズ無し。
確かに悪い結果ではないものの、サプライズというほどのものではなく、
さほどインパクトのある数字ではありませんでした。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、
材料織り込み済みで、
・株はさほど反応なし
・為替は若干のドル買いになるが、さほどの反応はなし
になりそうに思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・NYダウ の値動き → 上昇?下落?
・ドル円 の値動き → 上昇?下落?
・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?
・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?
・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?
・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?
・原油 の値動き → 上昇?下落?
・金 の値動き → 上昇?下落?
1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間22:30
初動は、株乱高下、為替は純然たるドル高
15分足
発表直後の初動の瞬間、
・株は意味不明の乱高下
・為替は純然たるドル高
・クロス円は、まちまち
・原油下落、
・金暴落、
となりました。
いわゆる円安ドル安→クロス円爆騰のバブルイケイケパターンではなく、
純然たるドル高でした。
その後、金、原油がUターンで意味不明の爆騰となりましたが、
結局純然たるドル高の流れは変わりませんでした。
さて、場味の分析ですが、
市場予想とさほど変わらない、インパクトのない数字で、
マーケットは狂ったようなドル買いで反応しました。
「材料織り込み済み」(笑)にはなりませんでした。
まさに、これがトレンドなのだ、という感じです。
米長期金利も強含みでした。
クロス円が軟調だったのがどうも引っかかりますが、
やはり、ドル円のトレンド基調は2月以前から完全に転換した、
と言って良いのではないでしょうか。
現在アホールド中の
●ドル円 78.33 買い 15万ドル アホールド中
のポジションですが、お宝ポジとして数年アホールドとなるかもしれません。
春が、やって来ました。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。