先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第215号
トレンド解析の原理 その5 サポート/レジスタンスモデル
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第214号
トレンド解析の原理
その4 波動サイクル 16年超波動
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
トレンド解析の原理 その4 トレンドの3分類 ドル円16年スーパーサイクル!
をご紹介します。
■トレンドにはさらに3分類ある
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
「前章でも述べたように、
トレンドには三つの方向(上昇、下降、横ばい)に加えて、
通常さらに三つのカテゴリーで分類される。
主要トレンド(長期)、
二次的トレンド(中期)、
小トレンド(短期)
の三つである。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/trendanalysis.png
実際には、1分、1時間といったごく短いものから、
50年、100年といった非常に長いものまで、
互いに重複する数限りないトレンドがある。
しかし、たいていのテクニシャンは、
トレンドの分類を三つに限定する。
ただし、各トレンド分類の定義については、
意見の分かれるところである。
たとえば、ダウ理論では1年超のトレンドを主要トレンドとしている。
しかし、商品市場においては6ヶ月超をもって
主要トレンドとしたほうがよいと思われる。
先物のトレーダーは、通常株式の投資家よりも短期間のトレードを
するからである。
ダウは、二次的トレンドの期間を3週間から数ヶ月までとしており、
これは先物市場においても妥当な期間と思われる。
小トレンドは、通常2~3週間に満たないものをいう。
おのおのおトレンドは、より大きなトレンドの一部をなす。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/trendanalysis.png
すなわち、二次的トレンドは、
主要トレンドの調整局面にあたるということである。
長期上昇トレンドにある場合でも、
マーケットは数カ月間のコレクションを経つつ、
(※コレクション:修正、調整)
再び上昇トレンドを形成していくものであるし、
さらにこの調整自体もまた短期間の山や谷からなる
短い波で形成されている。
この動きは繰り返されるもので、
おのおののトレンドはより大きなトレンドの一部となりつつ、
一方ではさらにより小さなトレンドから成り立つ。
(中略)
ディーラーごとに、「トレンド」という言葉の意味が異なるため、
多くの誤解が生じてしまう。
長期的視野に基づいてポジションを作っていくトレーダーにとっては、
数日ないしは数週間の値段の動きはあまり重要でないだろう。
しかし、日計りトレーダーにとっては、2日、3日続けて上昇すれば、
それはメジャーな上昇トレンドということになろう。
ごく短いトレンドからごく長いトレンドにいたる
さまざまなトレンドをよく区別することが重要であり、
関係者が全員同じトレンドをさして話をしていることを
確認することが重要である。
一般的に言って、先物市場における、
トレンド追随型の手法はほとんどが、
数カ月単位の二次的トレンドを対象としている。
小トレンドは、主にトレードのタイミングをはかることに用いられる。
二次的な上昇トレンドの途中に現れる短期的下降は、買場となり、
逆に二次的な下降トレンド途中の短期的上昇は、売り場となる。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
《コメント》
トレンドは、自己相似的、重層的な構造をもっており、
長期のトレンド、中期のトレンド、短期のトレンドと、
大きく三つの波動サイクル(周期性)がある。
なんとなくトレードするのではなく、
その波動サイクルをしっかりと意識してトレードすることが重要であり、
その中から、自分の想定トレード期間に合致する周期性を選択して
波に乗りましょう、ということです。
一種の時間論です。
※自己相似構造=フラクタル
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/furactal.htm
※一目均衡表 時間論
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/06/fx14_1.html
では、具体的に、ドル円はどのような波動サイクルを持っているのでしょうか?
ドル円については以下のような4つのサイクルがあることが観測されています。
●16年ボトムサイクル説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0091.jpg
1978年10月(177.05円)→16年6ヶ月→1995年4月(79.75円)
1995年4月(79.75円) →16年6ヶ月→2011年10月前後に大底が来るか?
●8年トップサイクル説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0092.jpg
次のトップは2015年前後?
●5年ボトムサイクル説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0093.jpg
2010年がボトムの本命だったが、現在オーバーシュート?
●8~10ヶ月ボトムサイクル説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0094.jpg
2010年11月から9ヶ月→2011年8月前後に大底が来るか?
というわけで、現在ドル円はサイクル理論的に見て
ものすごく面白い時期に差し掛かっております。
また、ドルスイスUSDCHF も現在史上最安値更新中で
ものすごいことになっていますが、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0095.jpg
実はドルスイスには21ヶ月ボトムサイクルがあります。
ドルスイスは、2011年8月前後(これも!)に大底を迎えるかもしれません。
以上、ドル円のサイクルとドルスイスのサイクルを総合して考えると、
個人的には、2011年夏~秋(本命は8月前後)に、
ドル相場の歴史的な大転換を迎えるのではないか、と思っております。(妄想)
この他にも、サイクルを色々と探してみると楽しいです。
なお、期間をカウントするには、
フォーランドのチャートが日柄カウンターというのがついていて
便利でおすすめです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0097.jpg
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland
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以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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■ 次回予告
次回は、
トレンド解析の原理 その5 サポートとレジスタンス
をご紹介いたします。
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