先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第214号
トレンド解析の原理
その4 波動サイクル ドル円16年スーパーサイクル!
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第213号
トレンド解析の原理 その3
トレーダーには、三つの選択肢がある
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
トレンド解析の原理 その3 トレーダーには、三つの選択肢がある
をご紹介します。
■トレンドには三つの方向がある
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
「上昇トレンド、下降トレンド、横ばいトレンドの
3種について言及したのにはそれなりの理由がある。
多くの人たちは、上昇トレンドと下降トレンドの2通りしかないと思いがちだが、
実際には市場の動きには、
上昇、
下降、
横ばい
の3通りがあり、
その違いを知ることは重要である。
ひかえめにみても、少なくとも3度に1度は
レンジと呼ばれる水平的な動きをするからである。
この動きは、プライス・レベルが均衡して、
需要と供給も比較的バランスのとれた状態にあることを示している。
(ダウ理論ではこれを"ライン"としていたことを思い出されたい。)
われわれは、このフラットなマーケットを横ばいトレンドとしたが、
より一般的には"トレンドレス"ともいわれる。
多くのテクニカル・ツールやシステムは、
もともとトレンドを追いかけるように作られている。
つまり、市場の上昇ないしは下降を想定しているため、
マーケットが"トレンドレス"になると、ほとんど役に立たない。
このように横ばいに動くマーケットに入ると、
テクニカル・トレーダーはフラストレーションの塊となるし、
システム・トレーダーはかなりの損を被ることになる。
トレンド追従型のシステムは、当然のことながらトレンドがなくては
役に立ちようがない。
問題は、システムそのものというより、むしろトレンドのないマーケットに
トレンドのあるマーケット用に作られたシステムを適用しようとする
トレーダーの側にある。
先物トレーダーには三つの選択肢がある。
買うか、
売るか、
あるいは何もしないか、
である。
上昇相場では買い、
下降相場では売りが賢明だが、
横ばい市場では、
第三の選択、
つまりマーケットに参加しないことが最も賢明であろう。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
トレンド分類図
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/trend2011.png
《コメント》
トレーダーには、
買うか、
売るか、
あるいは何もしないか
この三つの選択肢がある。
あまりにも当たり前の話ですが、極めて重要な指摘です。
古今東西、あらゆるスーパートレーダー、天才投資家たちが、
「何もしない」
という選択肢がいかに重要かを説いていますが、
私も、本当にそれに尽きると思います。
■酒田五法 「三法」
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/08/_fx71.html
「売るべし、買うべし、休むべし」
■カオス・アリゲーター開発者 Bill Williams のコメント
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/05/fx96.html
"Most of the time the market remains stationary.
Only for some 15-30% of time the market generates trends,
and traders who are not located in the exchange itself derive
most of their profits from the trends.
My Grandfather used to repeat:
"Even a blind chicken will find its corns,
if it is always fed at the same time".
We call the trade on the trend "a blind chicken market".
It took us years, but we have produced an indicator,
that lets us always keep our powder dry
until we reach the blind chicken market"
■牛田権三郎『三猿金泉秘録』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat-193/
「売り買いを、せかず急がず待つは仁、徳の乗るまで待つも仁なり」
「ただせくな、せく商いに徳はなし、五分安を買い、五分高を売れ」
「売り買いを、せけばせくほど損をする、とんと休んで、手を替えてみよ」
「買いぜきを、せぬが強気の秘密なり、いつでも安き日を待って買え」
「下がる理も、時至らねば下がるまじ、売りぜきするは、大たわけなり」
「順徳の、智の源は逆らう勇、その源は、待つ仁にあり」
※徹底して、チャンスを待つべきことを説いています。
■株式投資で空前の巨富を築いた投資の神様 ウォーレン・バフェット
「投資の世界には、見送りの三振がありません。
投資家は、バットを持ってバッターボックスに立ちます。
すると、市場というピッチャーがボールをど真ん中に投げ込んできます。
例えば、「ゼネラル・モーターズ株を47ドルでどうだ」という感じで投げてくるのです。
もし47ドルで買う決心がつかなければ、バッターはそのチャンスを見送ります。
野球であれば、ここで審判が「ストライク!」と言いますが、
投資の世界では誰も何も言いません。
投資家がストライクをとられるのは、
空振りしたときだけなのです。 (中略)
ピッチャーがまだボールを持っているのに、
あせってバットを振ってしまう。
私はそんなことはしません。」
『バフェットの投資原則』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?bafe
■天才投資家ジム・ロジャーズ
「自分がしようとしていることに確信が持てるまで何もしてはいけない。
(中略)自分で正しいとわかるものが現れるまで待つんだ。 」
「Q:あなたと同じファンダメンタルズ分析をしているのに、
あなたのように継続的に正しい評価を下せる人がいないのはなぜですか?
ロジャーズ:正しいとわかるまで行動しないだけだ。
(中略)
Q:もし、あなたが描いた為替に関するシナリオと、
株式市場に関するシナリオと、債券市場に関するシナリオが
かみ合わない場合はどうしますか?
ロジャーズ:その場合は何もしないだろう。
そういうのはよくあることだ。
全てのピースがはまるまで、私は何もしない。 」
「投資にあたって誰もが学ぶべきルールは、
そうでないなら何もしない
ということだ。
たとえ少々やることがあっても、何もしないことだ。 」
以上、『マーケットの魔術師』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj01
■ナンバーワン短期トレーダー リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ
「私は「辛抱、辛抱、辛抱」と
自分に言い聞かせることにしています。
トレードをする前に、状況が整うまで待つようにしています。
状況が整ったら、注文を入れるための電話をする前に、
ゆっくり10まで数えます。 」
『新マーケットの魔術師』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
■ベテラン・トレーダー ランディ・マッケイ
「ええ、それだけのことです。
流れが簡単なときにトレードをして、
難しくなったら閉じる。
実際、これは私の
トレーディング哲学の一部なんです。 」
『新マーケットの魔術師』 より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
■究極の職人 ビクター・スペランデオ
「トレーディングは
三つの重要なことから成り立っています。
第一で最も重要なことは、
資金を失わない ということです。 」
『新マーケットの魔術師』 より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
■偉大なる投機王 ジェシー・リバモア
「初回の重要なトレードで相応の利益を得ようとすれば、
すべての条件が揃うのを待たなければならない。
誘惑に負けていては話にならない。
彼はテープの読み取りに没頭した。
このとき彼は、最大の敵は自分の中にいると実感した。
トレーダーならだれしも、遅かれ早かれ直面することになる
自分との戦いだった。
リバモアはすべての条件が望みどおりに出揃うのを辛抱強く待った。
そして、ついに動くときがやってきた。」
『世紀の相場師 ジェシー・リバモア』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?rivam
エネルギーが均衡し、ランダムウォーク(ブラウン運動)に近い動きになりやすい
レンジでは下手に手を出さず、
トレンドが出る、ブレイクアウトの瞬間までじっと待つ、
(ランダムウォークを超える期待値が示現)
これが重要だと思います。
※トレンドに関するメルマガバックナンバー
ダウ理論入門 【必修】(トレンド系)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/
一目均衡表入門【必修】(トレンド系)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/
トレンドライン系戦略入門【必修】(トレンド系)
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移動平均系戦略入門(MACD、SMA等)【必修】(トレンド系)
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平均足入門【必修】(トレンド系)
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エリオット波動理論入門(トレンド系)
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コポック指標Coppock indicator 入門
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パラボリックSAR入門(トレンド系)
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ポイント&フィギュア入門(トレンド系)
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モメンタム入門(トレンド系)
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線形回帰トレンドLinear Regression入門(トレンド系)
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新値足入門(トレンド系)
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練行足入門(トレンド系)
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カギ足(値幅足)入門(トレンド系)
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ADX入門(トレンド系)
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ATRとボラティリティ・システム入門(トレンド系)
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RCI順位相関指数入門(トレンド系)
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ROC入門(トレンド系)
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VVS Variable Volatility Stops入門(トレンド系)
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フォーメーション分析・パターン分析入門【必修】(パターン系)
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ローソク足入門 【必修】(パターン系)
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酒田五法入門(パターン系)
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羽黒法入門(パターン系)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat125/
ギャン理論入門、ギャンの価値ある28のルール
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat178/
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
高値安値に自動的に日付と値を記入してくれるので非常に便利。
おすすめです。
フォーランド DRV分析チャート 【無料】
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【2】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。
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フォーメーション分析入門
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【3】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
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→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
トレンド解析の原理 その4 トレンドにはさらに3分類ある
をご紹介いたします。
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