先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第201号
『三猿金泉秘録』
12 売買テクニックまとめ16~20 三割高下!
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第200号
『三猿金泉秘録』
11 売買テクニックまとめ11~15
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、皆様のおかげさまで、
本メルマガも200号達成となりました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/DSC_7242_55.jpg
ここまで続ける気力が続いたのも、
読んでくださる読者の皆様がいてくださるおかげです。
感謝いたします。
これからも、少しでも皆様のお役に立てる情報をご提供できるよう、
微力を傾倒して精進して参りたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
さて、本日は
日本相場哲学の神髄 『三猿金泉秘録』 11 売買テクニックまとめ11~15
をご紹介します。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/nikkosanen.jpg
■三猿金泉秘録ってなんだっけ?
『三猿金泉秘録』とは、江戸時代に大阪堂島の米相場で活躍した
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/doujima.jpg
伝説の相場師、牛田権三郎(生没年不詳)が
六十余年に及ぶ相場経験の総まとめとして、その神髄を後世に伝えるべく、
宝暦五年(1755年)九月に書き上げた相場理論書です。
日本の相場理論としては
・本間宗久(1724~1803、江戸時代)の酒田五法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat124/
・羽黒山人(生没年不詳)の羽黒法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat125/
・細田悟一氏 (1898~1982)の一目均衡表
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/
が有名ですが、
『三猿金泉秘録』はそれらに比肩する相場理論として
現代の相場にも通じるとして、
現代でも信奉する相場関係者が少なくないと言われています。
それでは、以下、三猿金泉秘録のうち、
売買手法に関して言及された箇所のご紹介です。
■テク11 相場は相場に聞け!
あがる理も 時いたらねば あがるまじ
理を非にまげて 米に随え(したがえ)
《コメント》
相場の時間論については、前号でご紹介しましたが、
・一目均衡表 時間論
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/06/fx14_1.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/07/fx15.html
・エリオット波動理論 フィボナッチ・タイム・ターゲット
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/03/16_fx50.html
この句で注目すべき点は、
「理を非にまげて 米に随え」
です。
ファンダメンタル分析の、もっともらしい後講釈の理屈よりも、
目の前の米価の値動き、それ自体を重視せよ、
ということです。
発想がもう完全にテクニカル分析です。
江戸時代にこの発想をしていたというのが本当に凄いです。
相場格言で、
「エコノミストは理路整然と曲がる」
と言いますが、
エコノミストのもっともらしい説明は、
残念ながら、実弾飛び交う相場の実戦ではほとんど役に立ちません。
結局、理屈はどうあれ、
目の前に示現している価格を受け入れ認めるしかない、
現在示現している市場価格の中に、
森羅万象、一切のファンダメンタルズがすでに織り込まれている、
値動きが全てを雄弁に語っている、
ということです。
これを相場格言では、
相場は相場に聞け、
と言います。
己をむなしゅうして、相場と一体化する、
これが一つの境地かと思います。
「そしてジェシーはまた新しい教訓を見いだした。
それは
「株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。
変動の理由に気をとられるな」
だった。
値動きの理由を数え上げれば無数にあるはずだった。
そしてたいていは後になって正確な要因が明らかとなる。
しかし、そうした"後知恵"は、
理解できたところで一セントにもならないのだ。」
『世紀の相場師 ジェシー・リバモア』リチャード・スミッテン著より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?rivam
■テク12 売買は大局観をもって冷静に
せく故に 安きを売りて あたまから
高きを買うて から臼(うす)を踏む
《コメント》
から臼を踏むというのは、
カラの臼に飛び込んで、身をすりつぶされるということのようです。
トレンド末期に証券会社やマスコミに踊らされて、あわてて売り買いすると、
天井を掴まされたり、大底で売らされてしまったり、
ろくなことがありませんので注意しましょう。
じっくりと構えて、大局を見通す余裕を持ちましょう。
■テク13 トレードで成功するための3つの条件
高きをば せかず急がず 待つは仁
向かうは勇 利乗せは智の徳
《コメント》
チャンスをじっと待つこと、
チャンスと見たら大胆果敢に実行する勇気を持つこと、
そしてポジションに利が乗ったら、
気分ですぐに利益確定するのではなく、
戦略的に利を伸ばし膨らませる智恵を持つこと。
トレードの成功のためには、
この3つが大事だということです。
■テク14 悪材料で上昇するのは背後に理由がある!
五月米 人気弱くて 値は上がる
飛び上がり商いの 旬(じゅん)と知るべし
《コメント》
人気が弱ければ、
常識で考えれば値は下がるはずです。
しかし、現実の市場価格が上昇している場合、
水面下、背後で「何か」が動いていると考えるべきで、
それはブレイクアウト→トレンド発生の予兆であることが多いです。
表に見える材料だけで相場を考えるのは、
完全に片手落ちです。
「材料が逆になったのに
マーケットが反応しないのは、
僕の知らない何かが起こっているんだ。
何が起こっているのか分からないのに
ポジションを持っているなんて、
何かおかしいだろ。 」
『新マーケットの魔術師』
第二章 八年勝ち続けて5億ドルを稼いだ通貨の帝王
ビル・リップシュッツ より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
「みんな(中略)買い持ちだったから、
マーケットの一番弱い方向、
下に向かって動いたのさ。 」
『新マーケットの魔術師』
第二章 八年間勝ち続けて五億ドルを稼いだ「通貨の帝王」
ビル・リップシュッツ より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
「マーケットは、われわれが情報を仕入れる前に
動き始めてしまうものです。
マーケットを動かしている情報を知るのは、
いつもわれわれが最後なのです。 」
『新マーケットの魔術師』
第六章 カネ儲けマシーン マーク・リッチー より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
「この否定的なニュースの中で、
株価は値を崩すことなく、記録的な高値レベルで取引されています。
取引されているべきレベルよりもずっと高値で
株価が推移しているという事実は、
私には、株価はもっと上昇する可能性が高いように思えます。 」
『新マーケットの魔術師』
第三章 ベテラン・トレーダー ランディ・マッケイ より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj02
■テク15 相場は行き過ぎる!
万人が 呆れ果てたる 値が出れば
それが高下の 界(さかい)なりけり
《コメント》
相場は行くところまで突き抜けて行って、
やっと反転します。
中途半端なところで反転すると、
安易に値頃感で逆張りする多くの人が儲かってしまいます。
相場というのは、そういう人々をいわば「燃料」にして動くところがあります。
上昇相場なら、売り方が全滅するようなところまで行ってから、
逆に下落相場なら、買い方が全滅するようなところまで行ってから、
やっと反転することが多いです。
原油バブルとその崩壊
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxg6399.jpg
クロス円バブルとその崩壊 ポンド円相場
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxg6400.jpg
(Q.色々な相場のヒステリーに共通点はありますか。)
「いつも同じサイクルをたどる。
相場が安い時は、割安をねらって一部の人が買いにくる。
相場が上がり始めると、ファンダメンタル的に良いとかチャート的に良いとかいって
さらに多くの人が買いにくる。
次の段階になると、上がるから買うということになる。(中略)
そして最後に魔法の段階に到達する。
人々はヒステリーのように買いたがる。
相場は永遠に上がり続けると思うからだ。
そして株価は合理的、論理的経済価値をはるかに超えてしまう。
全く同じプロセスが下向きにも繰り返される。 」
『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
第三章「好対照のふたり ジェームス・B・ロジャース,Jr.」 より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?mmj01
※参考文献
『三猿金泉秘録-和歌で相場道を極める』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen1
『マンガ 三猿金泉秘録』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen2
※現代かな遣いで表記しました。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
高値安値に自動的に日付と値を記入してくれるので非常に便利。
おすすめです。
フォーランド DRV分析チャート 【無料】
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【2】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。
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フォーメーション分析入門
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【3】 みんなのFX、MJ (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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MJ 【無料】
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【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
日本相場哲学の神髄 三猿金泉秘録 三猿流売買テクニック総まとめ16~25
をご紹介いたします。
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