今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。
1978~2010年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを
分析してみました。
■ファンダメンタルズ
■2011年の超重要世界的イベント
特になし
■重要テーマ
・米FOMC金利引き上げのタイミング (最重要テーマ)
ドル円相場は米長期金利との相関が強い
・欧州ソブリンリスク(ギリシャ、スペインなどデタラメなEU加盟国の財政問題)
ユーロドル下落論がいまだに根強い
・世界経済 大底を打ち復活?バブル再起動?次は何のバブル?
・極東アジアの地政学リスク
→極東戦争勃発?(中国、ロシア、台湾、北朝鮮、韓国、日本、アメリカの戦争、戦術核兵器)
金正日死去に伴う北朝鮮の政情不安 クーデターもあり得る?
・中華バブル崩壊
・金が空前の高値 バブル崩壊のタイミング いつ崩壊してもおかしくない
■テクニカル
■1978年~2010年月足
1982年11月高値278円を起点とする、
超巨大下降波動 第五波形成中か。
2011年中に、第三波動の頂点 1995年4月安値 79.75を下回り、第五波動成就か。
■1978年~2010年 ドル円 月足データ
■1978年~2010年 ドル円 月足データ 解析結果
高値安値 年始値からの乖離率 |
||
高値 | 安値 | |
1978-2010平均 | 9.09% | -9.68% |
円安の年を抽出した平均 | 14.27% | -3.65% |
円高の年を抽出した平均 | 4.77% | -14.71% |
※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年
平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。
また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。
また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。
■2010年ドル円相場はどうだったのか?
年始値 92.24
年終値 81.19、(年足陰線)
高値 94.97 年始値+2.73円 、+2.96% (円高の年平均値に近い)
安値 80.24 年始値-12.00、-13.01% (円高の年平均値に近い)
でした。
というわけで、典型的な、円高の年と言えると思います。
■で、2011年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想
上記の「1978年~2010年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、
2011年のドル円始値を81.15と仮定して代入すると、
以下の数字が出てきます。
2011年予想 高値安値 (乖離率に基づく) |
||
高値 | 安値 | |
1978-2010平均 で考えると |
88.53 | 73.29 |
円安の年 平均 で考えると |
92.73 | 78.19 |
円高の年 平均 で考えると |
85.02 | 69.21 |
問題は、 2011年が
・普通の平均的な年になるのか、
・円安のバイアスがかかった年になるのか
・円高のバイアスがかかった年になるのか
です。
ズバリ結論を申し上げますと、
2011年中に、世界経済は大底を打ち混乱を脱出、
普通の平均的な年になる
と考えております。
仮に2011年中に北朝鮮の某将軍様がお亡くなりになっても、大きな混乱は起こらないでしょう。
また、年後半からは米FOMC金利は上向きスタンスになると考えております。
というわけで、 今年の年間レンジは、
・高値 88円~90円くらい
・安値 73円くらい
と予想(妄想)します。
普通の年とはいえ、
ドル円の戦後最安値79.75を更新する可能性はかなり高いのではないかと考えます。
相場展開としては、2011年春前後に戦後最安値79.75を下方ブレイクし、
73円前後まで爆下げ、TVや新聞で大騒ぎになり、
阿鼻叫喚の買い方総投げ祭りでマーケットが絶望に包まれた後に、
90円くらいまで超絶リバウンド、
という展開を予想(妄想)しております。
が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)
こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。