今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。


1978~2010年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを


分析してみました。


 DSC_2462.jpg


        

■ファンダメンタルズ

    

■2011年の超重要世界的イベント

特になし

   

■重要テーマ

・米FOMC金利引き上げのタイミング (最重要テーマ)

  ドル円相場は米長期金利との相関が強い

FOMC.jpg

・欧州ソブリンリスク(ギリシャ、スペインなどデタラメなEU加盟国の財政問題)

   ユーロドル下落論がいまだに根強い

・世界経済 大底を打ち復活?バブル再起動?次は何のバブル?

・極東アジアの地政学リスク

   →極東戦争勃発?(中国、ロシア、台湾、北朝鮮、韓国、日本、アメリカの戦争、戦術核兵器)

   金正日死去に伴う北朝鮮の政情不安 クーデターもあり得る?

ミサイル.jpg

・中華バブル崩壊

・金が空前の高値 バブル崩壊のタイミング いつ崩壊してもおかしくない

   

    

■テクニカル

   

■1978年~2010年月足

fxfxg6117.jpg

1982年11月高値278円を起点とする、

超巨大下降波動 第五波形成中か。

 →エリオット波動理論

2011年中に、第三波動の頂点 1995年4月安値 79.75を下回り、第五波動成就か。

  

    

■1978年~2010年 ドル円 月足データ

201103.gif

 

     

   

■1978年~2010年 ドル円 月足データ 解析結果 

  高値安値
年始値からの乖離率
高値 安値
1978-2010平均 9.09% -9.68%
円安の年を抽出した平均 14.27% -3.65%
円高の年を抽出した平均 4.77% -14.71%


※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年

      

平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。

  

また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。

  

また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。

  

   

■2010年ドル円相場はどうだったのか? 

2010uj.png

    

年始値  92.24

年終値 81.19、(年足陰線)

高値 94.97  年始値+2.73円 、+2.96% (円高の年平均値に近い) 

安値 80.24  年始値-12.00、-13.01%  (円高の年平均値に近い)

でした。

    

というわけで、典型的な、円高の年と言えると思います。

   

   

■で、2011年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想

   

上記の「1978年~2010年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、

2011年のドル円始値を81.15と仮定して代入すると、

以下の数字が出てきます。

  2011年予想
高値安値
(乖離率に基づく)
高値 安値
1978-2010平均
で考えると
88.53 73.29
円安の年 平均
で考えると
92.73 78.19
円高の年 平均
で考えると
85.02 69.21


 

問題は、 2011年が

・普通の平均的な年になるのか、

・円安のバイアスがかかった年になるのか

・円高のバイアスがかかった年になるのか

です。

   

ズバリ結論を申し上げますと、

2011年中に、世界経済は大底を打ち混乱を脱出、

普通の平均的な年になる

と考えております。

仮に2011年中に北朝鮮の某将軍様がお亡くなりになっても、大きな混乱は起こらないでしょう。

また、年後半からは米FOMC金利は上向きスタンスになると考えております。

     

というわけで、 今年の年間レンジは、

・高値 88円~90円くらい

・安値 73円くらい

と予想(妄想)します。

   

普通の年とはいえ、

ドル円の戦後最安値79.75を更新する可能性はかなり高いのではないかと考えます。

   

相場展開としては、2011年春前後に戦後最安値79.75を下方ブレイクし、

73円前後まで爆下げ、TVや新聞で大騒ぎになり、

阿鼻叫喚の買い方総投げ祭りでマーケットが絶望に包まれた後に、

90円くらいまで超絶リバウンド、

という展開を予想(妄想)しております。

   

が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)

こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。

     

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。