2010/12/02 (木) 21:45
ECB政策金利
結果 1.00% 予想どおりで何のサプライズも無し
予想 1.00%
現行 1.00%
22:30ごろから ECB総裁トリシェ会見
「現在の主要金利は適切。」
「物価動向は引き続き当面穏やかに推移する見通し。」
「不透明性が増した。」
「緊急の流動性供給の引き揚げを遅らせる意向。」
「3ヵ月物資金供給を3月まで維持。」
「政策スタンス、流動性供給は適切に調整する」
「非伝統的政策は責務に沿ったもので本来的には一時的措置。」
「理事会はあらゆる動向を引き続き非常に注意深く監視していく。」
「データや調査は、ポジティブな基調がおおむね続いていることを確認。」
「債券購入は継続。」
「景気見通しへのリスクは若干下振れ、引き続き不透明。」
「独マルク再導入、まったく問題外」
ECB金利は、市場予想どおりの据え置きで、
全くサプライズはありませんでした。
そしてその後のトリシェ会見では、
特に想定外の発言は見られず、強気とも弱気ともどちらとも言えない内容でした。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・ECB金利発表では材料織り込み済みで全く動きようが無く、
・トリシェ会見でも多少の乱高下はあるものの結局あまり動かず、
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
5分足 下記のチャートでは13:45が日本時間21:45 ECB金利
ECB政策金利ではいつも通り、ほとんど動きませんでした。
しかしその後、トリシェ会見が始まるとメチャクチャな乱高下モードにスイッチオン!
特に材料視されるような内容は無かったわけですが、
猛烈なドル買いドル売りでメチャクチャな乱高下となりました。
ファンダメンタル分析で考えると全く理解できない値動きですが、
これが生きた相場なのです。
さて、場味を考えると、膠着状態、ということになろうかと思いますが、
本日夜に米雇用統計を控えていることもあり、
神経質な相場展開となっているようです。
今晩の米雇用統計でも壮絶な売り買いの殴り合いになりそうです。
どんなメチャクチャな乱高下になるのか
とっても楽しみです。