財務省の外国為替平衡操作の実施状況報告(H22年7~9月期)がアップされました。

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これによると、


7月~9月で、為替介入があったのは

平成22年9月15日  2兆1,249億円  米ドル買い・日本円売り

この1日だけとのことです。

   

●9/15の記事

【緊急警報】ドル円介入実施か?怒りの日銀砲発射か?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2010/09/post_488.html    

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●9/24の記事

【緊急警報】ドル円介入か?:FXテクニカル分析&業者比較Blog http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2010/09/post_489.html

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意外だったのは、9/24にも為替介入らしき値動きがありましたが、

あれはなんと為替介入ではなかったということのようです。

   

9/24 13:14ごろのドル円1分足

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この異常な値動きが、為替介入ではなかったということです。

マーケットの自律的な値動きだったということになりますが、

どう考えても無茶苦茶な値動きです。

   

当然ながらその時間には重大な経済指標発表もなかったし、

為替に関する材料らしい材料はありませんでした。

   

無理矢理こじつけるとすれば、この爆上げがあった直後に、

尖閣諸島問題の例の漁船の船長が釈放されたニュースは流れていましたが、

さすがにそれと円相場をこじつけるのは無理があると思われたのか、

当時のニュースでは為替介入だろうとさかんに言われていました。

   

が、今回、政府による為替介入ではなかったことが明らかになったわけですが、

だとすると、何者が材料もないところであの爆上げを演出したのでしょうか?

   

資金的にはもの凄い額が投入されたと思われます。

やはり、アジア時間であること、船長釈放のニュースのタイミングが良すぎること等を考えると、

中華系のマネー(しかも政府に近い筋)が背後で動いたのではないかと思います。

為替は材料で動いているわけではない、と改めて認識させられました。

   

   

今回の発表を見ると、

11/1にも為替介入らしき値動きが観測されましたが、

日銀砲発射? 日銀・財務省による為替介入か 値動きの記録http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2010/11/post_493.html

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これも為替介入ではない、ということになりそうです。  

(詳細報告公開は来年2月)

   

ドル円は今後も神経質な戦いが続きそうです。