2010/09/03 (金) 21:30

失業率(8月)21:30
結果 9.6% 予想どおりで何のサプライズも無い
予想 9.6% 
前回 9.5%

  

非農業部門雇用者数(NFP)(8月)21:30
結果 54千人減 サプライズの好結果!
予想 105千人減 
前回 54千人減(131千人減から修正)(前月比)上方修正!

  

民間部門雇用者数 21:30
結果 67千人増 サプライズの好結果!
予想 40千人増 
前回 107千人増(71千人増から修正)(前月比)上方修正!

    

今回の雇用統計は、

失業率が予想どおりだったものの

非農業部門雇用者数が予想を上回る、サプライズの好結果に。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、

・株狂い上げ

・ドル狂い上げ

となるのが自然に思えます。

   

では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。

・NYダウ の値動き → 上昇?下落?

・ドル円 の値動き → 上昇?下落?

・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?

・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?

・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?

・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?

・原油 の値動き → 上昇?下落?

・金 の値動き → 上昇?下落?    


1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間21:30

fxfxg2000.jpg

株爆上げ。ドル円爆上げ。対円以外では、初動だけドル買いで、その後爆裂ドル売り。(ドル買いなのはドル円だけ)

  

   

15分足

fxfxg2001.jpg

ドル円、クロス円が狂気の乱高下。NYダウは乱高下の後上昇。

対円以外のストレートはドル安に。

※このチャートを見る方法

   

初動は、 

・ドル買い

・株高

で反応しました。

雇用統計には珍しく、素直な反応です。

  

しかし一方的な爆裂お祭りモードも15分ほどで収束し、

15分後、突如乱高下モードに。

そして23時には、ドル円クロス円はなんと元の水準に戻る爆下げを演じました。

  

一方、ユーロドルは着実に上値を伸ばし、買い方が乱高下を制して、

ドル安で落ち着きました。

   

サプライズの好結果を受けて、

いつものバブルイケイケ、ドル安円安株高パターンになるかと思いきや、

・株高、

・ドル安、

となり、一方的な円安には振れませんでした。

特に円がらみが非常に複雑な値動きになりました。

   

場味の分析ですが、

ユーロドルは上昇地合い継続として、

ドル円・クロス円相場は魑魅魍魎、様々な思惑が交錯して複雑な相場つきになっているようです。

ドル円、クロス円にはしばらく近寄らない方が良いでしょう。

  

とりあえず、現在保有中のユーロドル1.2802 買い10万 のポジションは

しばらくアホールドしたいと思います。