2010/08/06 (金)
非農業部門雇用者数(NFP)(7月)21:30
結果 131千人減 予想以上に悪い
予想 65千人減
前回 221千人減(125千人減から修正)(前月比)下方修正
失業率(7月)21:30
結果 9.5% 予想より良い
予想 9.6%
前回 9.5%
今回の雇用統計は、
失業率が予想よりも良かったものの、
非農業部門雇用者数が前回値を含めて予想を超える悪結果に。
米景況感の悪化が話題に上っており、木曜日のトリシェ会見でも言及されていましたが、
それを裏付けた形です。
(ある程度は悪化は事前に織り込んでいたはず。)
常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、
・株爆下げ
・ドル爆下げ
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・NYダウ の値動き → 上昇?下落?
・ドル円 の値動き → 上昇?下落?
・ユーロドル の値動き → 上昇?下落?
・ユーロ円 の値動き → 上昇?下落?
・ポンドドル の値動き → 上昇?下落?
・ポンド円 の値動き → 上昇?下落?
・原油 の値動き → 上昇?下落?
・金 の値動き → 上昇?下落?
1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間21:30
ヒステリックな反応。純然たるドル安。
15分足
純然たるドル安。クロス円はあくまでもNYダウ連動。
・株安、
・純然たるドル安
で反応しました。
雇用統計には珍しく、素直な反応です。
米景況感の悪化は事前に喧伝されており、
ある程度織り込まれていたはずですが、
それ以上の悪化ということのようです。
ただ、NYダウが後半で意味不明に暴騰し、結局元に戻って終了。
VIX恐怖指数も急激に低下し、マーケットの混乱はあっという間に収束しました。
米雇用統計の悪化、景況感のさらなる悪化で、
なぜNYダウが元に戻って終了なのか、意味が全く分かりませんが、
これが生きたマーケットなのです。
場味の分析ですが、
悪材料に対して素直にドル売りとなりましたので、
ドル売り地合が継続と思われます。
現在保有中の ユーロドル 1.2752 10万ユーロ買い は、
もうしばらくアホールドしたいと思います。