2009/10/08 (木) 20:00
英中銀政策金利
結果 0.50% 予想通りの金利据え置き
予想 0.50%
現行 0.50%
2009/10/08 (木) 20:45
ECB政策金利
結果 1.00% 予想通りの金利据え置き
予想 1.00%
現行 1.00%
何のサプライズも無し
21:30ごろから ECB総裁トリシェ会見
「現在のユーロ圏の政策金利は適切。」
「インフレ期待は堅固に抑制されている。」
「インフレは今後数ヶ月以内に穏やかなプラス水準に戻る見通し。」
「回復は一時的な要因によってサポートされている。」
「見通しの不確実性は未だに高い。」
「レバレッジ外しは引き続き経済の重し。」
「経済見通しのリスクは広範に均衡が取れている。」
「景気安定化の兆しが増えている。」
「経済は安定化し徐々に回復する見込み。」
「貸し出しの伸びは引き続きかなり抑制されている。」
「貸し出しの伸びは今後数ヶ月間も弱い。」
「金融機関はさらに資本を強化する対策をとるべき。」
「第2四半期以降、フリーフォールから脱した。」
「経済に強力な支援を提供している。」
「慎重で用心深くあるべき。」
「あらゆる展開を注意深く監視する。」
「物価安定のいかなる脅威にも対応。」
「為替市場における過度なボラティリティは金融や経済にとって良くない。」
「米国の強いドル支持がかなり重要。」
「主要な通貨を監視し続ける。」
「据え置き決定は全員一致。」
BOE,ECB金利は、市場予想どおりの据え置きで、
全くサプライズはありませんでした。
そしてその後のトリシェ会見では、景気に対して前向きな発言が多く、
9月の会見に比べてかなりタカ派的、イケイケ的な傾向の強い内容でした。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・BOE、ECB金利発表では材料織り込み済みで全く動かず、
・トリシェ発言を受けて、ユーロ、ポンドが狂い上げ
になるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、マーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
15分足 下記のチャートでは13:00が日本時間20:00 BOE金利
BOE金利は何のサプライズもありませんでしたが、
ポン様はいきなり乱高下スタート!
意味のよく分からない投機乱高下モードに入りました。
ユーロの方は多少落ち着いていて
金利発表ではほとんど動かず「織り込み済み」という雰囲気でしたが
トリシェ発言から突然乱高下モードに。
しかし結局トレンドが出たわけではなく、
上下に大きく振れただけの行ってこい相場でした。
常識的、ファンダメンタルズ分析的に考えると理解しがたい値動きですが、
これが生きた相場なのです。
場味の分析ですが、
トリシェの強気発言でユーロは高騰してもおかしくなかった状況でしたが
結局綱引きはほぼ引き分けの結果となりました。(やや、↑の勝ちか)
ユーロドルは反転を警戒すべき状況かと思います。