2009/09/04

非農業部門雇用者数(NFP)(8月)21:30
結果 216千人減 予想より良い!サプライズの好材料!
予想 230千人減 
前回 276千人減(247千人減から修正)(前月比)
下方修正

失業率(8月)21:30
結果 9.7% 予想より悪い、サプライズの悪材料
予想 9.5% 
前回 9.4%

   

非農業部門雇用者数は、前回の数値が下方修正されたものの

サプライズの好結果。

失業率は予想を上回る、サプライズの悪結果となりました。

  

好悪の材料が織り混ざっています。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、

米雇用統計を受けて、

激しく乱高下するも、結果的にはたいして動かない、

となるのが自然に思えます。

        

では、この材料を受けて、マーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。

・NYダウ の値動き

・ドル円 の値動き

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き


1分足 下記のチャートでは14:30が日本時間21:30

fxs2021.JPG

爆裂乱高下

     

15分足

fxs2022.JPG

NYダウ先物とクロス円が、気持ち悪いくらい同調した波形。

グローバル金融資本主義の心臓=NYダウ。

   

※このチャートを見る方法

   

ドル円は、乱高下の後、結局は指標前とさほど変わらない水準で落ち着きました。

常識で考えて理解できる値動きです。

先月の雇用統計も、指標結果に素直に従う値動きでしたが、

今月も素直な値動きであり、

非常に珍しいです。

  

米雇用統計は、好結果で大暴落したり、予想通りの結果でメチャクチャに乱高下したり、

とにかくメチャクチャなのがいつものことでしたが、

何か水面下で変化が起こっているようです。

(今までが、狂った投機筋が暴れていただけかもしれませんが。)

  

ユーロドル、ユーロ円は、

理由はよく分かりませんがほぼ完璧にNYダウ先物と連動しています。

NYダウがその他マーケットの命運までも握っているということでしょうか。

   

さて、場味の分析ですが、

好悪織り混ざった結果に、乱高下で反応しましたので、

「トレンドのない保合」状態

と言えるでしょう。

  

以上、ご参考になりましたら幸いです。