先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第95号
CCI Commodity Channel Index その1
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第94号
ボラティリティ・システムとATR
その5 ボラティリティ・システム
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昨年度の年間取引高業界No.1、財務状況も健全。ドル円スプレッド1「固定」
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
金融バブル崩壊後の世界で株、為替ともに
不安定な値動きを続ける今日この頃ですが、
先日、非常に面白いオンライン動画を見つけました。
「見えたり、金融資本主義の正体」
http://www.videonews.com/on-demand/0401410/000806.php
小幡氏は、金融資本主義の本質は「ネズミ講」であり、
バブルの生成と崩壊はその宿痾であると喝破しておられます。
また小幡氏が、個人的に白川日銀総裁に対して、
「米ドル基軸通貨体制が揺らいだらどうなるか!?」
と質問して、白川総裁がどう返答したか、という話も
上記動画(後半)で紹介されています。
非常に興味深く拝見しました。
なお、小幡氏はブログを公開しておられてこちらも参考になります。
(ドル円、クロス円等についても時々言及しておられます。)
小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記
http://blog.livedoor.jp/sobata2005/
さて、本日は
ボラティリティ・システム
をご紹介します。
■で、ボラティリティ・システムって何やねん?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0112.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0114.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0116.JPG
ボラティリティ・システムとは、
RSIやパラボリックの開発者として有名なワイルダー氏によって提唱された
テクニカル指標&売買システムパッケージで、
氏が提唱したTR(トゥルー・レンジ、真の値幅)という概念を
システムの心臓部に据えているのがその特徴です。
※ワイルダー氏
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/RSIwilder.PNG
※RSI入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/rsi/
※パラボリック入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/04/sarfx56.html
ボラティリティ(変動率)を数値化・可視化する試みは比較的多く、
・ボリンジャーバンド
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat110/
・ヒストリカル・ボラティリティ、インプライド・ボラティリティ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat121/
などについてはこのメルマガでも取り上げてきました。
■はいはい、で、これってどうやって書くンや?
本稿では、今のところFX業者提供チャートで唯一ボラティリティ・システムを表示できる、
DreamVisor製のチャートで説明いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0112.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0114.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxe0116.JPG
このチャートでは、ボラティリティ・システムは以下の式で記述されています。
Vo-H = hi -(ATR*W)
Vo-L = hi + (ATR*W)
hi =過去 N日間の終値の最高値
ATR = N日間のTRの平均値(単純平均)
TRは以下のなかの最大値
a.本日の高値と安値の差
b.本日の高値と安値と終値の差
c.本日の安値と昨日の終値の差
W:変数(2.0~2.9がよく用いられる)
Nの数値とWの数値を設定できます。
■いまいち分からんぞ・・・
要は、過去N日間の終値の最高値をボラティリティの起点にして、
そこからW倍のATRの幅を、ボラティリティの幅と考えるということです。
■はいはい、で、これってどうやって使うんや?
使い方は様々ですが、
・バンドの広さでボラティリティの幅を見る
・バンドを突き抜けたら逆張り
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxi0002.JPG
→結構使えるかも・・・
・バンドにタッチしたらその方向に追従
等々、様々な戦略を考えることができます。
■そうか、でもこれ、書くのが面倒くさいのー
ボラティリティ・システムを自分で書くと大変です。
以下の業者さん提供のチャートを利用しましょう。
・セントラル短資 ボラティリティ・システム○
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
・外為どっとコム FX Vision ボラティリティ・システム○
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
・GMOクリック証券 FXチャートGOLD ボラティリティ・システム○
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec
色々設定を試してみたりすると、結構面白いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 セントラル短資 ハイパーチャート(初心者から上級者まで)
ドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
※GMOクリック証券のFXチャートGOLDも
ドリームバイザー社のチャートを採用しています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec
※外為どっとコムではドリームバイザー社のチャートが見れなくなりましたが、
新チャートFX Visionがよくできています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
【2】 MJ、パンタレイ(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
【4】CMS VTトレーダー(中級以上向け)
日足の終値はNYクローズ採用。
100種類以上のテクニカル分析を表示できます。
平均足、練行足の表示も可能。おすすめです。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
CCI Commodity Channel Index
をご紹介したいと思います。
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