2008/10/03 21:30 米雇用統計
非農業部門雇用者数（9月）
結果 159千人減 予想を遙かに超えるサプライズの悪材料！
予想 105千人減
前回 73千人減（84千人減から修正）（前月比） 若干上方修正
失業率（9月）
結果 6.1% 市場予想どおり サプライズ無し
予想 6.1%
前回 6.1%
市場予想を遙かに超える、サプライズの悪材料でした。
予想を超える速度での景気減速を示しており、
常識的に考えれば、株高、ドル高になるとは到底思えません。
さて、この指標結果をマーケットはどのように評価したのでしょうか。
・NYダウ
・金
・原油
・ドル円
・ユーロドル
・クロス円
↓のチャートを見る前に１分間想像してみてください。(今回も動画付き)
１分足動画
Watch 2008年10月3日米雇用統計 | View More Free Videos Online at Veoh.com
５分足
30分足
雇用統計発表直後、一瞬だけ猛烈なドル売り、株売りになりました。
そりゃ最悪の悪材料だから当然です。
しかし、わずか数分後、なぜか突然猛烈なドル買い、株高になりました。
常識的、ファンダメンタルズ分析的に考えると、ムチャクチャですが、
これが生きた相場です。
あえてこじつけると、その後に米議会で例の数十兆円規模の景気対策案の議決が控えており、
米雇用統計の悪材料が、むしろその可決に好影響を及ぼすだろうという思惑も
あったのかもしれません。
しかし、結局 日本時間2:30ごろに例の米金融安定化法案が可決され、
よし、米経済はこれで大丈夫♪と思いきや、またまた流れが反転。
NYダウは最終的には大暴落となりました。
米雇用統計 最悪の材料 → 株高騰
景気対策法案 好材料 → 株大暴落
という、ニュースで得られるファンダメンタルズ情報に従って素直にトレードをしていたら大負け、
という大相場でした。
値動きから相場の場味を見てみますと、
地合い（相場全体のコンディション）に変化なし、
今までの流れ→続行、
というのが私の意見です。ご参考まで。