2008/09/05(金) 米雇用統計
21:30 米非農業部門雇用者数(8月)
結果 84千人減 予想を超える悪い結果 サプライズ
予想 75千人減
前回 60千人減(51千人減から修正) 下方修正
21:30 米失業率(8月)
結果 6.1% 予想を遙かに超える悪い結果 サプライズ
予想 5.7%
前回 5.7%
市場予測を大きく超える、最悪の結果でした。
常識的に考えれば、到底ドル高になるとは思えない、
最悪の材料です。
さて、この指標結果を受けて、マーケットはどのように動いたのでしょうか。
・NYダウ
・CME日経225先物
・金
・原油
・ドル円
・ユーロドル
・クロス円
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。(今回も動画付き)
1分足動画
1分足
5分足
30分足
最悪の米雇用統計に、数分だけ株とドルが暴落しましたが、
その後結局 株高、ドル高となりました。
景気減速が加速していることが明らかなのに、なぜか株高、ドル高という、
常識的、ファンダメンタル分析的に考えるとメチャクチャな値動きですが、
これこそが、血のかよう生きた相場なのです。
経済学者さんたちに、ランダムウォーク理論(価格変動は完璧にランダムでデタラメだから予測不能という理論(=アナリストの言い訳))
の信者が多いのも、気持ちはわかります。
常識的に考えれば一方的な株大暴落、ドル大暴落になっていてもおかしくない指標でした。
しかし現実には実際にはそうならなかった。
ダウ理論的には、このことが重要なことを示唆しています。