2008/08/07 20:00 英中銀政策金利

結果 5.00% 市場予想通りの金利据え置き
予想 5.00% 
現行 5.00% 

   

2008/08/07 20:45 ECB政策金利

結果 4.25% 市場予想通りの金利据え置き
予想 4.25% 
現行 4.25% 

    

2008/08/07 ECB総裁トリシェ会見

最新のデータ、7月利上げを支持。
マネーと信用は非常に力強く伸びている。
インフレの上振れリスクが続いている。
二次的影響の回避が不可欠。
インフレ率は長期にわたり、目標とする2%程度を上回る見通し。 
現行の金利水準、物価安定の実現を助ける。
ユーロ圏のファンダメンタルズは健全。
ECB、インフレ期待を抑制・安定させる決意。
08年中盤のGDP、低成長をデータが示している。
 
ECBの責務は物価の安定。
賃金インフレに強い懸念、状況を監視。
ユーロ圏インフレには依然上振れリスク。
原油市場を注視。
商品市場のピークは異常な水準だったと認識。
経済指標データがリスクが具体化してきたことを示す。
ECBは物価リスクを判断するためあらゆるデータを参照する。
ECBの判断にバイアスはかかってはいない。

   

この結果、マーケットはどのように動いたのでしょうか。

NYダウ、

金、

原油、

ドル円、

ユーロドル、

ポンドドル、

クロス円

  

普通に、常識的に考えると、あまり動きそうな材料には思えませんが、

↓のチャートを見る前に想像してみてください。


   

1分足 矢印は21:30

ba771.JPG

  

15分足

ba772.JPG

   

NYダウ大暴落、

ドル爆裂上げ、

金、原油大暴落

でした。

   

いつも通り、21:30から大人の殴り合いスタート。

   

いろんなニュースサイトを拝見すると、

「トリシェが欧州の景気減速を指摘→ユーロ売り→ドル買いなんだ!」

と、もっともらしく説明されていますが、

トリシェの発言内容を見ると、インフレについては依然として強気姿勢です。

トリシェ発言は、一方的なユーロ売りになる内容ではありません。

   

発言内容は関係なくて、投機の綱引きで売りが勝っただけの話と考えて居ます。

そしてなぜこの時期、突然ユーロ売り(すなわちドル買い)に流れが傾いたのか、

私は北京オリンピックが絡んでいると考えて居ます。

  

この辺のロジックについては、↓をご覧ください。

今年の相場予想(2008) ドル円1978~2007年のデータを徹底検証 
「世界バブル経済」の行方 北京オリンピックと米大統領選挙