先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第59号
ピボット PIVOT
リアクション・トレンド・システム その1
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第58号
トレンド指標ADX その2 ADX戦略
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は前回に引き続き、
トレンドの有無、トレンドの強弱を示すインディケータとして人気の
ADX Average Directional Movement Index
についてご紹介します。
このメルマガでは、繰り返しトレンド判定の重要性をお伝えしてきました。
※過去ログ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_6/
RSI、ボリンジャーバンドなどのオシレーターを利用するにしても、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/11/rsirsifx33.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/11/fx34rsirsi.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/04/fx3.html
何でもかんでもやみくもに逆張りで売買していると、
あっという間に樹海行きとなります。
オシレーターを使う場合は、トレンドに逆らう方向のエントリーは無視すべきです。
この意味で、実際のトレードで最も重要なのが、トレンドの判定であると、
私は考えております。
トレンド判定の具体的な技術理論としては、
・ダウ理論、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/
・一目均衡表
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/
・マルチタイムフレーム分析(月足→週足→日足→時間足)
・トレンドライン、ギャン理論、ファン理論
・エリオット波動理論
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat98/
などが古典的なものの代表です。
しかしこれらの古典的な技術は、数式化が困難であり、
コンピュータによる自動売買、いわゆる「システムトレード」での応用が難しいという
問題がありました。
今回ご紹介するADXは、機械的にトレンドを判定できるために
移動平均線とともにシステムトレードにおいてよく利用されているものです。
■はいはい、で、ADXって何やねん?
ADX Average Directional Movement Indexとは、
その名のとおり、DMI(正確にはDX) の移動平均です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as244.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as239.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as240.JPG
■DXってなんやねん?
DXとは、先週ご紹介したDMIで利用した「+DI」、「-DI」の差の絶対値を
「+DI」、「-DI」の合計で割った数値です。
DX= { | (+DI) -(-DI) | } ÷ {(+DI) + (-DI)}
※DMIについてはこちらで解説しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_6/
■で、ADXは?
ADXは、上記のDXを平均化したものです。
ADX =DXのn日平均
一般的には14日平均を利用することが多いようです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as244.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as239.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as240.JPG
■で、どうやって解釈すればええんや?
一般には下記のように解されています。
・ADXが上昇反転したらトレンド発生を示唆
・ADX上昇中はトレンド継続
・ADXが下降反転したらトレンド終了(レンジ入りを示唆、手仕舞いサイン)
・ADXが20 (或いは25) を上抜いたら強いトレンドの発生(買いサイン、売りサイン)
ドル円 日足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as266.JPG
ユーロドル 日足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as265.JPG
■ややこしい話はどうでもいいよ。で、どうやったら楽々ザクザク儲けられるンや?
ADXは単体で利用するよりも、一般的に順張り指標と組み合わせて
利用すると良いとされます。
以下、ADXを利用した戦略の一例をご紹介します。
●DMIとの組み合わせ
《ルール1》
・+DIがーDIを上抜き、ADXが25以上で上向きになったら買い
・ーDIが+DIを上抜き、ADXが25以上で上向きになったら売り
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as266-b.JPG
《ルール2》
・ADX、+DI、ともに25以上になったら買い
・ADX、-DI、ともに25以上になったら売り
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as265-b.JPG
●SMAとの組み合わせ
《ルール》
ADXが25以上の時に、SMA21の傾斜方向に追従
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as270.JPG
以上の他にも様々な戦略が考えられます。
色々と考えてみると結構楽しいです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート 【DMI、ADX表示可能】
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
※ セントラル短資 ハイパーチャート 【DMI、ADX表示可能】
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュアを見るときは、
ここのチャートを使っています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード 【DMI、ADX表示可能】
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
【4】 GFT DealBook 【DMI、ADX表示可能】
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け) 【DMI、ADX表示可能】
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
初心者にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、根強い人気を誇る
PIVOT ピボット
をご紹介します。
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