2007/11/02  21:30  米雇用統計

米非農業部門雇用者数(10月)
結果 166千人増 サプライズの好材料
予想 85千人増 
前回 96千人増 110千人増から修正 下方修正

米失業率(10月)
結果 4.7% 予想通り
予想 4.7% 
前回 4.7%

  

非農業部門雇用者数は、

前回の数値が下方修正されたものの、

非常に強い結果でした。

  

このサプライズの好結果を受けて、

マーケットはどのように反応したのでしょうか。

下のチャート画像を見る前に想像してみてください。


   

aj795.JPG

aj801.JPG

  

5分足

2007-11-2雇用統計.PNG

  

30分足

2007-11-2雇用統計30分足.PNG

 

雇用統計の好結果を受けて(?)、

瞬間的に株暴騰、ドル暴騰(対カナダ以外)、円暴落でした。

これは理解できます。

   

しかし、その後米国株式市場が開く10分ほど前に、

突然夢から覚めたように株暴落。

それを受けてドル円、クロス円が急落

ダウ先物と、CME日経平均先物、ドル円、クロス円の値動きが仲良く連動しました。

   

一見、意味がよく分からない値動きです。  

ニュース等では、サブプライムがらみの金融機関(シティ、メリルリンチ等)の大損失に起因する

金融不安が原因である、とか適当にj説明されていますが、

そんなもん、とっくに分かっている話で、織り込み済みなわけです。

これはいわゆる一つの、大人(ラージスペック)の殴り合いというやつで、

一般人には耳に入らない「何か」が水面下で動いているのでしょう。

   

今週も結局保合レンジとなりました。

方向感が出るまではしばらく様子見がよいかもしれません。

(一応、12月頭までは破壊的な円高は無いと考えています。)