2007/07/05 20:00
BOE政策金利
結果 5.75% 予想通りの利上げ
予想 5.75% 
現行 5.50% 

 2007/07/05 20:45
ECB政策金利
結果 4.00% 予想通りの据え置き
予想 4.00% 
現行 4.00% 

2007/07/05 21:30ごろから トリシェECB総裁会見

最新のデータは物価の上振れリスクを裏付けている。
経済データは6月の利上げを支持。
ECBの金融政策は依然として緩和気味。
資金調達の環境は望ましい、流動性は潤沢。
断固として適切に行動することが妥当。
マネー、信用の伸びを警戒。
ECBの政策は物価上昇期待を抑制するだろう。 
年末に向けてインフレが再び著しく上昇する可能性
最新のデータは依然として良好、第2四半期の活動は堅調との見方を裏付けている。
中期的な経済見通しは依然良好。
持続的な成長環境が整っている。
世界の成長は依然として力強い
外部環境は輸出を支えている。
内需は比較的力強いモメンタムを維持する見込み。
労働市場の環境は引き続き改善している。
雇用の改善に伴い、消費は可処分所得の動向によって支えられる見込み。
成長のリスクは短期的に概ね均衡がとれている。
中長期的には成長のリスクバランスは下方に傾いている。
中期的には物価見通しのリスクは上方にある。
金融分析では長期的な物価上昇リスクが確認されている。
マネー動向は注意深く監視する必要あり。 

   

どちらかというと、タカ派的、強気の内容。

さて、マーケットはどのように反応したのでしょうか。 


   

ドル円

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ユーロドル 

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ポンドドル

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ポンド円

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金利発表前に、市場の期待(妄想)が勝手に膨張していったのか、

ユーロとポンドが急伸。

   

しかし興味深いことに、

実際に金利が発表されたら急速にしょぼんでいき、

結局金利発表直後が高値だったということになりました。

   

つまり、金利発表後に、

「やっぱり利上げなのか。好材料だから買おう」

という投資行動をしていたら、

高値を掴んでいたことになります。

  

事実を確認してから行動するようでは、

儲けることは難しいということです。

   

マーケットというのは、

実に奥が深いなあと思います。