当サイトで管理しているFX比較 何でも人気ランキングですが、 皆様のおかげさまで、 多数のご投票をいただいております。

その項目の一つに、 FX人気業者ランキングがありますが、今回はそのデータをまとめて、 「2006年外国為替証拠金取引FX 業者シェア」 を算出してみました。

以下、その詳細です。


外国為替証拠金取引FX業者シェア 2006
(利用ベース インターネット上アンケート回答による調査、複数回答可、2006.12.29の数値)

 2006シェア

アンケート:あなたが現在、実際のトレードで利用しているFX業者さんは?(情報収集用含む)

ランキング 項目 票数 (全1167票中)
1 外為どっとコム 外貨ネクスト 108 (9.2%)
2 マネーパートナーズ パートナーズFX 101 (8.6%)
3 セントラル短資オンライントレード 日短FXダイレクト 90 (7.7%)
3 インヴァスト証券 (くりっく365) 90 (7.7%)
5 FXCMジャパン トレーディングステーション (FXCM) 89 (7.6%)
6 ジェイ・エヌ・エス(JNS) FX-navi (SAXO) 88 (7.5%)
7 IGマーケッツ証券  FX Online 84 (7.1%)
8 ヒロセ通商(IFX、OCBC) 76 (6.5%)
9 MJ (GFT) 69 (5.9%)
10 ひまわり証券 マージンFX 66 (5.6%)
11 スターアセット証券 (くりっく365) 43 (3.6%)
12 上田ハーロー 上田ハーローFX 27 (2.3%)
13 ワイジェイFX 外貨ex 24 (2%)
14 オリックス証券 オリックスFX (GFT) 21 (1.7%)
15 キャピタル・マーケット・サービシズ(CMS日本法人)  CMS FX 16 (1.3%)
16 オクトキュービック Forex24 15 (1.2%)
17 121FX (IFX) 11 (0.9%)
18 AFT AFT-FXダイレクトトレード (GFT) 11 (0.9%)
18 CMS本家 (米) 11 (0.9%)
18 三井物産フューチャーズFX スーパーカレンシー 11 (0.9%)
18 インヴァスト証券 (FX24) 11 (0.9%)
22 トレイダーズ証券 ネットフォレックス 10 (0.8%)
24 FXプライム byGMO 選べる外貨 9 (0.7%)
24 ミスター証券 ECOISトレーダー(SAXO) 9 (0.7%)
24 新日本通商 外為オンライン(OCBC) 9 (0.7%)
27 SAZA (GFT) 8 (0.6%)
28 OANDA (米) 7 (0.5%)
28 豊証券 ゆたかFX 7 (0.5%)
30 大平洋物産  FX-REAL(FXCM) 6 (0.5%)

■分析

外為どっとコムが強いです。私自身も最初に口座を開いたのは実は外為どっとコムでした。

今も情報収集に活用させて頂いています。

そしてやはり、マネーパートナーズとくりっく365インヴァスト証券の躍進ぶりが驚異的です。

去年はほとんど無名に等しい業者さんだったと思いますが、今年一年で恐るべき進化を遂げました。

 

シェアについては、上位6社で約50%、 上位10社で約75%のシェアを占めています。

事業として個人向けFXサービスを提供している会社は、国内外合わせると軽く100社を超えるわけですが、

寡占化がかなり進展していることがわかります。

 

そして、私も含めてFXをやっている方は、複数の業者さんを使っている方が多いと思いますが、

それを反映してか、いずれの業者さんもシェア10%に満たない状態。

競争の苛烈さを物語っています。

つまり、圧倒的な強者がいるわけではなく、文字通り群雄割拠

 

我が国の歴史になぞらえれば、無数の戦国大名らが覇を競った、戦国中期に当たると言えるかもしれません。

名門軍閥(武田、大友、今川):外為どっとコムセントラル短資ひまわり証券インヴァスト証券

新興軍閥(織田、毛利、斎藤):FXCMジャパンマネーパートナーズFX Online JapanJNS

という感じでしょうか。笑 

(参考:Wikipedia 戦国大名

 

■今年を振り返って FX戦国時代元年

今年は業者間競争が劇的に加速した年でした。

各業者さんが、次々に手数料無料、信託保全化を発表し、覇を競いました。

FX戦国時代元年とも呼ぶべき年でした。

 

また、FXからの撤退を表明する業者が相次ぐ一方、多数の会社が新規参入しました。

・今年一年の休・廃業業者 5社、

・新規参入(2006年5月以降金先登録) 22社、

 

また、三井物産フューチャーズ、FXオンラインが、M&Aで巨大資本に吸収されました。

・三井物産フューチャーズ→アストマックスが買収

・FXオンライン→フィンテックが買収

 

■来年はどうなる?

来年はNTTもFXに参入するらしく、競争は来年もますます激化するでしょう。

そして、外為どっとコム、FXオンラインなどFX専業業者さんの中には、株式店頭公開、上場を果たす所も出てくると予想します。

 

情報の豊富さならNo.1、信頼性ならNo.1、取引コストならNo.1、通貨ペア数ならNo.1、サーバーの安定性ならNo.1、 ブランドならNo.1、

いろんなNo.1があるわけですが、このメガ・コンペティションを勝ち抜くには、

何らかの点でNo.1になれるよう、経営資源を集中させることが必要でしょう。

そして何よりも、小手先の自社利益追求、株主のご機嫌取りではなく、

顧客の方を向いた、真摯なサービスの地道な提供が肝要ではないでしょうか。

 

 

さて、最後になりましたが、今年3月からこのブログを初めて以来、おかげさまで楽しい1年を過ごすことができました。

稚拙な文章を読んで頂き、ありがとうございました。感謝いたします。

来年はもっと皆様のお役に立てるような、このブログならではの情報を発信していきたいと思っております。

新年も皆様によいお年でありますように。