ユーロは、よく分からない。
ファンダメンタルズでサプライズと言えるような悪い数字が出ても、無視。
ドイツ失業者数
結果 30K
予想 -6K
前回 -3K
この数字で、なぜユーロが強くなれるのか??
先日、ユーロ圏の貿易収支でも、かなりの悪材料が出たが、
ユーロは落ちなかった。
そして、翌日アジア時間になぜか突然暴落した。
ファンダメンタルズでは説明できない現象だ。
織り込み済みとは到底言えない。
織り込み済みというのは、予想通りの数字が出た時にいう言葉だ。
「噂で買って、事実で売れ」なんだよ、と、
したり顔で言う人がいそうである。
では先日のFOMCは何だったのか?
FOMC後、実に素直な反応だった。
「悪材料出尽くしなんだよ」、と、
したり顔で言う人がいそうである。
しかし、今後もまだまだ統計情報はたくさん公表される予定だ。
おそらく、欧州の統計情報は、かなり事前に漏れているのだろうという仮説が成立する。
この上昇も、何らかの好材料を織り込んでいるのだろう。
もしくは、落ちると困る人たちが無理矢理買っているのか。
「為替は、フェアだ」
そう言う人がいるが、本当だろうか。
欧州の統計情報が事前にダダ漏れなのは、今回の件で確信した。
日本の統計情報は・・・これについては何も言うまい。
日本の統計がスルーされることが大半なのはなぜか考えれば、
答えはすぐに分かる。
当然の話だが、この人間社会というのは、
一部の情報を握る特権階級や金持ちがトクをして、
一般ピープルは生かさず殺さずで搾取されるように、
システム化されているのである。
一般ピープルは、それに逆らわず、
川の流れのように、
寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろで、
強者についていくのが賢い生き方だ。
そんな当たり前のことをふと思った今日この頃である。
ユーロが弱くなりたくないようなので、
円安神話についても、かなり疑問視している。
そもそもなぜユーロドルとドル円が逆相関なのか、
そのカラクリについては、
また時間があれば書きたい。