2018年5月4日(金)21:30
非農業部門雇用者数(4月)21:30
結果 16.4万人 予想よりも弱い
予想 19.2万人
前回 13.5万人(10.3万人から修正)上方修正
結果 3.9% サプライズの改善!!!好材料!!!
予想 4.0%
前回 4.1%
コメント
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数が若干弱い一方で、
失業率が市場予想を上回る0.2ポイントの改善を示し、サプライズの好結果でした。
好悪織り混ざる結果となりましたが、全体としてみると、決して悪くない結果と言えると思います。
特に失業率の大幅な改善は、米経済の力強さを明確に示しています。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 多少乱高下のあと上昇
・ドル 多少乱高下のあと上昇
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30
初動は猛烈なドル売りが襲いかかるも、すぐにカウンターが入り乱戦へ。NYダウも猛烈な殴り合い。乱高下を制したのは?
15分足
殴り合いの結果、NYダウ狂い上げ、ドルは行って来い。
米長期金利 3.00%を前に頭打ち感→ドルの頭打ち感の大きな要因(※↓のチャートの数字を0.1倍したのが金利。例:チャートの表示が21.50の場合、金利は2.150%)
→ https://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html