2018年3月9日(金)22:30
非農業部門雇用者数(2月)22:30
結果 31.3万人 サプライズの強い数字キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
予想 20.5万人
前回 23.9万人(20.0万人から修正)上方修正
失業率(2月)22:30
結果 4.1% 予想よりは弱い
予想 4.0%
前回 4.1%
コメント
今月の米雇用統計は、
失業率が市場予想よりもやや弱い数字でしたが、
非農業部門雇用者数は予想よりもかなり強い数字で、前回数値も上方修正となりました。
全体的には、好材料と言える結果です。
数度の利上げ実施にもかかわらず、米経済は非常に堅調に推移しているようです。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 多少乱高下のあと上昇
・ドル 多少乱高下のあと上昇
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間22:30
明らかな好材料にもかかわらず、ドルは反応が弱い
15分足
NYダウ狂い上げ。ドルは反応弱い。
米長期金利 (※↓のチャートの数字を0.1倍したのが金利。例:チャートの表示が21.50の場合、金利は2.150%)
→ https://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
金利が爆上げしているのにNYダウが爆上げし、ドルは弱いという、不思議な状況。(教科書的には真逆の反応)