先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第542号
エリオット波動論再入門 154 推進波の倍率1 概要
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第541号
エリオット波動論再入門 153 リトレイスメント
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 153 リトレイスメント
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、比率分析ってなんだっけ?
「比率分析とは、ひとつの波のほかの波に対する
時間と大きさの比率関係を分析することである。」
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以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
《コメント》
要は、波動の
・値幅
・時間
の2つの点で、黄金比(0.618)、またはフィボナッチ数間の比率(0.236等)を用いて分析することです。
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値幅の分析を、フィボナッチ・リトレースメント(リトレイスメント) Fibonacci retracement
時間の分析を、フィボナッチ・タイム・ターゲット Fibonacci time targets
と言います。
■はいはい、で、フィボナッチ・リトレースメント(リトレイスメント) Fibonacci retracement って何やねん?
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「修正はそれに先立つ波のフィボナッチ比率でリトレイスすることが多い。
(中略)
急こう配の修正では特にそれが衝撃波の第2波、より大きなジグザグのB波、または複数のジグザグのX波で起こるときは、よく前の波の61.8%または50%までリトレイスする。
横ばいの修正では特に第4波で修正が起こるときは、前の衝撃波の38.2%までリトレイスする傾向がよく見られる。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
主に、推進波の次に来る修正波の押し/戻りの値幅、目標値を予想するツールとして利用されています。
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なお、比率として用いられるフィボナッチ数間の比について。
(1)どの数字も上位の数字に対して0.618:1近づいていく。
1÷2=0.5 ☆→50%、半値押し
5÷8=0.625
21÷34≒0.6176
89÷144≒0.618 ☆→61.8%
(2)どの数字も2つ上位の数字に対して0.382:1に近づいていく。
8÷21≒0.381
13÷34≒0.382 ☆→38.2%
21÷55≒0.382
(3)どの数字も3つ上位の数字に対して0.236:1に近づいていく。
8÷34≒0.235
13÷55≒0.236 ☆→23.6%
21÷89≒0.236
以上の、23.6%、38.2%、50%、61.8% の4つを用いるのが通例です。
なお、チャートにつきまして、エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を 日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 154 推進波の倍率
をご紹介いたします。
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