2017年10月6日(金)日本時間 21:30
非農業部門雇用者数(9月) 21:30
結果 -3.3万人 なんとマイナス!!サプライズの悪材料!これはインパクト大。
予想 8.0万人
前回 16.9万人(15.6万人から修正)上方修正
失業率(9月) 21:30
結果 4.2% サプライズの好材料!!
予想 4.4%
前回 4.4%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数がなんとマイナスという、明らかな悪材料。
その一方で、失業率は市場予想据え置きに対して一気に0.2%の改善というサプライズの好結果。
極端に悪材料と好材料とに別れました。
マーケットの反応がどうなるのか?非常に興味深いですね。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 狂気の大乱高下祭り
・ドル 狂気の大乱高下祭り
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30
15分足
米長期金利 (※↓のチャートの数字を0.1倍したのが金利。例:チャートの表示が21.50の場合、金利は2.150%)
→ https://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
初動は
・ドル 爆上げ
・NYダウ 暴落
でした。
しかし、2時間程度で突如猛烈なカウンターが襲いかかり、一気に反転。
ドルは元の水準を超えるドル安に。
NYダウは結局元の水準に行ってこいとなりました。
さて、場味の分析ですが、サプライズの悪材料、サプライズの好材料が混在という結果に対して、マーケットは乱高下となりました。
ある意味素直な反応です。(笑)
方向感を喪失して、マーケットが迷っていることを意味します。
こういうときはエントリーしないほうがいいでしょう。
北朝鮮の件でまた突然の急変もあり得ますので、様子見推奨です。