先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第533号
エリオット波動論再入門 145 フィボナッチ級数 4 黄金分割
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第532号
エリオット波動論再入門 144 フィボナッチ級数 3 黄金比率
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 144 フィボナッチ級数 3 黄金比率
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、ピサのレオナルド・フィボナッチって何やねん?
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「レオナルド・フィボナッチは、優れた商人であり、
また市の役人の息子として1170~1180年に生まれ、
ピサにある多くの塔のひとつに住んでいたと思われる。
(中略)
レオナルドはすでに学生時代に、
商売用の計算機としてヨーロッパで広く使われていた算盤の使い方を含めて、
税関や当時の商売の実務にも精通していた。
彼の母国語はイタリア語だったが、フランス語やギリシャ語、
さらにはラテン語も含む数カ国語を学び、
それらを流ちょうに話すことができた。
(中略)
レオナルドは有名な『算盤の書(Liber Abaci)』を出版した。
この本は世紀の偉大な数学的発見のひとつ、
いわゆる記数法の最初の数字として0を置く10進法を
ヨーロッパに紹介することになった。
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9という親しみのある記号を含むこの方式は、
現在世界中で使用されているヒンズー・アラビア方式として知られている。
(中略)
そして彼の尽力によって、
やさしい計算法であるこの新しい方式は
最終的にヨーロッパに伝えられた。
その結果、従来のローマ数字は
次第にアラビア数字の体系に取って代わられていった。
この新しい方式のヨーロッパへの導入は、
700年以上も前にローマが滅亡して以来、
数学分野における最初の偉業であった。
フィボナッチは中世時代を通じて数学を生かし続けただけでなく、
いっそう高度な数学の分野と
物理学・天文学・技術工学などの関連分野においても、
偉大な発展の基礎を築いた。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
要は、アラビア数字の計算システムをヨーロッパに伝えた人、ということです。
詳しくはwikipediaも御覧ください。
■はいはい、で、黄金比率って何やねん?
「数列の最初のいくつかの数字を除いて、
それ以降の連続する2つの数字の関係は、
1つ前の小さな数字の比率はほぼ0.618、
1つ後ろの大きな数字の比率はほぼ1.618になっている。
(中略)
1.618(または0.618)は、
黄金比率とか中庸として知られる。
この比率は見た目にも、また耳に対する響きも良く、
生物学、音楽、芸術、建築などに広く取り入れられている。
ウィリアム・ホッファーは
1975年12月号のスミソニアン・マガジン誌のなかで、
次のように述べている。
「……1対0.618034の比率は、
トランプカード、
パルテノン神殿、
ヒマワリ、
カタツムリの殻、
ギリシャの壷、
宇宙の渦巻き状の星雲
などの形における数学的な基礎になっている。
ギリシャ人たちはその芸術と建築の多くをこの比率に基づいていた。
彼らはこの比率を「中庸」と呼んでいた。」
(中略)
自然は、最も微細な構成要素や最も進歩的なパターンにおいて
黄金比率を使っている。
脳の微小管やDNA分子などの極小の形から、
惑星までの距離や期間などの巨大な空間に至る
ありとあらゆるところに黄金比率を使っているのである。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
フィボナッチ数列
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377…
には、以下の特徴があります。
(1)どの数字も1つ上位の数字に対して0.618:1近づいていく。
1÷2=0.5
5÷8=0.625
21÷34≒0.6176
89÷144≒0.618
※逆に1つ下位の数字に対しては1:1.618に近づいていく。
3÷2=1.5
55÷34≒1.617647
377÷233≒1.618025
(2)どの数字も2つ上位の数字に対して0.382:1に近づいていく。
8÷21≒0.381
13÷34≒0.382
21÷55≒0.382
(3)どの数字も3つ上位の数字に対して0.236:1に近づいていく。
8÷34≒0.235
13÷55≒0.236
21÷89≒0.236
上記の比率(0.618、または1.618)は古代ギリシャやエジプトで
黄金比率、黄金分割などと呼ばれていたもので、
美術、建築などに応用されています。
→Wikipedia 黄金比
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%AF%94
Google画像検索で 0.618で検索すると、多数の黄金比率画像が見つかります。
→https://goo.gl/MY4vGg
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眺めていると結構面白いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
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をご紹介いたします。
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