2017年7月7日(金)21:310
非農業部門雇用者数(6月)21:30
結果 22.2万人 予想を大きく上回る好結果!!
予想 17.8万人
前回 15.2万人(13.8万人から修正)上方修正!
失業率(6月)21:30
結果 4.4% 悪化!悪材料!
予想 4.3%
前回 4.3%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る好結果
だった一方で、
失業率は予想を超える悪化となりました。
好悪織り交ざった結果となりましたが、
数字的には非農業部門雇用者数の好結果のほうが強く、
どちらかというと好材料、という感じの結果です。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 乱高下(利上げにつながる好結果は、株にとっては良くない)
・ドル 乱高下の後、ドル高
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30
15分足
米長期金利爆上げ!!(※↓のチャートの数字を0.1倍したのが金利。例:チャートの表示が21.50の場合、金利は2.150%)
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
初動は
・ドル 乱高下
・NYダウ 迷いなく爆上げ!
でした。
そしてその後、結局は、
・ドル 買い方の殴り勝ち
・NYダウ イケイケの爆上げ
となりました。
さて、場味の分析ですが、
どちらかと言うと好材料、という程度の材料に対して、
マーケットはイケイケのリスク選好となりました。
地合いは強気と言えると思います。
チャート的にも、ドル円週足が波動好転(終値ベース)となりました。
トレンドが大きく上向きに変わる可能性があります。