日本時間   2017年6月8日(木)20:45

ECB政策金利 20:45
結果 0.00% 予想通りのゼロ金利据え置き

上下限金利も据え置き、マイナス0.4%~プラス0.25%

予想 0.00%
現行 0.00%

   

資産購入枠

資産購入額は12月まで月額600億ユーロ、必要に応じ延長

    

■声明(フォワードガイダンス)

「金利は長期にわたり現行水準を維持する見込み」(前回「金利は長期にわたり現行あるいはそれ以下の水準に留まる」)

「見通し悪化の場合、QEは規模や期間の拡大が可能」(今回削除)

    

21:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

「現行の金利水準はQE終了まで続ける」
「600億ユーロ規模のQEは少なくとも12月まで実施」
成長へのリスク評価をほぼ均衡に上方修正
基調インフレ圧力は依然として低調
極めて大規模な緩和が必要
「今回の決定で反対はなかった」
「インフレ見通しの改定は主にエネルギー価格によるもの」
今後のテーパリング(量的金融緩和の縮小)の方針について議論しなかった
「ガイダンスの変更はデフレリスクが無くなったこと背景」
「2名の委員が正常化について意見表明した」

 

     

ECB政策金利は、市場予想どおりのゼロ金利据え置きでした。

量的緩和は、前回発表した内容を踏襲で特にサプライズ無し。

    

その後のドラギ会見は、

ちらほら明るい内容が見られました。

最悪期を脱したのか?と少しは希望が持てる内容でした。

       

グローバル的な視点で見ると、

米国は経済環境順調でQE終了、利上げサイクルに乗りましたが、

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利発表(&フォワードガイダンス)で、多少の乱高下

・ドラギ会見で、底打ち期待でユーロ買い

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

        

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間20:45 ECB金利

FXc001177

 

  

ユーロドル5分足

FXc001178

※このチャートを見る方法