2017年5月5日(金)21:30
非農業部門雇用者数(4月)21:30
結果 211千人 予想を超える好結果!
予想 190千人
前回 79千人(98千人から修正)下方修正
失業率(4月)21:30
結果 4.4% 予想を超える好結果!
予想 4.6%
前回 4.5%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数の前回値が下方修正だったものの、
非農業部門雇用者数、失業率、ともに市場予想を超えるサプライズの好結果となりました。
明らかな好材料と言えると思います。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 爆上げ
・ドル 爆上げ
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30 迷い
15分足 ドル安、円安。ドル高ではない。
米長期金利は低迷
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
初動は
・ドル 迷い、方向出ず
・NYダウ 迷いなく爆上げ
でした。
結局は、
・ドル ドル安
・NYダウ 殴り合いの後、狂い上げ
となりました。
さて、場味の分析ですが、
雇用者数が増え、失業率が下がるという、明らかな好材料に対して、
マーケットは飛びつき買いをせず、
売り買いの殴り合い、ジャブの応酬をしました。
少なくとも強気の地合いとは言いがたい値動きです。
これは何を意味しているのでしょうか。
フランス大統領選挙の結果待ちということかもしれません。
90%クリントンの勝利という予測を覆してトランプが当選した、あの悪夢が再び無いとも限りません。
念のためポジションを持つことを控えたプレイヤーが多いとしても不思議ではありません。
月曜日の値動きに注目したいと思います。