先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第519号
エリオット波動論再入門 131
波の個性 Wave Personality 5
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第518号 エリオット波動論再入門 130 波の個性 Wave Personality 4 第1波
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 130 波の個性 Wave Personality 4 第1波
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、波の個性 Wave Personality って何やねん?またオカルトか?
「連続するエリオット波におけるそれぞれの波の個性は、
それが具体的に表現する群集心理の不可分の一部を反映している。
悲観から楽観へ、
そして楽観から悲観へと移っていく群衆の心理は、
波の構造の関係する時点で似たような環境を作り出しながら、
その都度同じような道をたどっていく。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
《コメント》
要は、
・第1波動
・第2波動
・第3波動
・第4波動
・第5波動
・A波動
・B波動
・C波動
・D波動
・E波動
それぞれの波には「個性」があり、
波動の形成過程にそれぞれ特徴がある、という話です。
■はいはい、で、第1波の個性ってどういうことやねん
「それまでの弱気相場における一時的な上昇局面に比べて、
この第1波の上昇は
テクニカル的に見てもかなり建設的であり、
出来高や上昇する銘柄数も次第に増加してくる。
しかし、ほとんどの投資家は
まだ最終的にメジャートレンドは下向きである
と考えているので、
引き続き多くの空売りが出てくる。
彼らは最終的に「株価が戻れば売り」のスタンスをとり、
そのチャンスをうかがっている。
(中略)
第1波の残りの50%は、(中略)大幅な下落のあとを受けて上昇する。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
それまでの下落トレンドからの大リバーサル、第1波の特徴です。
箇条書きにまとめますと、
・テクニカル的に見てもかなり建設的(意味不明)
・出来高や上昇する銘柄数も次第に増加(基準が曖昧)
・多くの戻り売りに叩かれる(基準が曖昧だし、ただの戻りの場合も戻り売りに叩かれるでしょっていう)
・大幅な下落の後に来る(基準が曖昧)
となります。
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正直、売買の参考になりそうな決定的な特徴というのは無さそうです。(汗)
それまで安値切り下げの下落トレンドが続いてきて、
第1波から切り返しなわけですから、
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第1波で買うのは逆張りになるわけです。
流れに逆らった非常に危険な売買です。
それまでの流れを受けた、ただの戻りなのか、
それとも、ただの戻りとは決定的に違う、
流れを変えるリバーサルのボトムなのか。
エリオット波動理論でも判別はできない、ということのようです。
結局は、第2波で第1波の安値更新失敗を確認し、
続く第3波で第1波のトップを上抜いて初めて、
あれはボトムだったんだということが後からわかるわけです。
結論から言うと、第1波で買うのは無理、ということです。
この辺がテクニカルの限界ということでしょうか。
逆張りで底を取るのは至難の業というか、天才かインサイダーにしかできません。
我々一般人は、第1波のトップを上抜く第3波を待つしかないようです。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】
フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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みんなのFX 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 131 波の個性 Wave Personality 5 第2波
をご紹介いたします。
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