今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。
1978~2016年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを
分析してみました。
■ファンダメンタルズ
■2017年の超重要世界的イベント
1月
1月6日 - アメリカ合衆国の大統領および副大統領の当選者が正式に決定。
1月20日 - バラク・オバマアメリカ合衆国大統領任期満了。それに伴い、ドナルド・トランプがアメリカ合衆国の第45代大統領に就任。
2月
~ 特に無し!
12月
■重要テーマ
・米FRB金利引き上げの動向、米長期金利の推移 (最重要テーマ)
ドル円相場は米長期金利との相関が高い
今年は追加利上げの可能性が高い→ドル高圧力
世界経済的に見ても、米国一人勝ちの状態
ファンダメンタル的にはドル高になりやすい環境と言える。
・欧州経済の動向:長期低迷、テロ、社会不安、イギリスEU離脱
・日本の天災リスク(首都圏直下大震災、東海大震災、南海トラフ大震災、富士山噴火)
・中東~欧州の地政学リスク
・極東アジアの地政学リスク
尖閣問題 →台湾、朝鮮半島に火花が飛び誘爆、極東戦争勃発?
北朝鮮軍部が暴走開始?中国人民解放軍も暴走寸前?
・中華バブル崩壊?(中華バブル崩壊→中国が民衆の不満のガス抜きとして戦争を利用)
トランプは世界に展開している米軍の軍事プレゼンスを縮小させる可能性がある。
ロシアのプーチンも中国もそれを望んでいる。
局地紛争勃発の可能性が高まる。
そして、米国の軍産複合体もそれを望んでいる。(戦争が起こると武器を売ってボロ儲け)
大人の事情、思惑の一致で、やはり人類は大戦に向かっていくのだと思う。
なお、米国軍需サイクル18年周期説からいくと、次の大戦争は2022年前後と考えられ、その時に極東アジアのガラガラポン、極東大戦争が勃発すると筆者は考えている。(北朝鮮の金王朝は滅亡、場合によっては中国共産党王朝も内部崩壊→滅亡)
■テクニカル
■1978年~2016年月足
1982年11月高値278円を起点とする、
超巨大下降波 第五波動、成就せり。
月足の波動は、巨大なアップトレンドへと歴史的転換。
第1波動→第2波動成就か。
これから長大な第3波動形成の可能性。
5年ボトムサイクルを見ると、2011年→2016年のボトムで当面の底を打ったと考えられる。
しばらく円安のトレンドが続くものと考えられる。
次のボトムは2021年ごろか。
となると、2019年ごろまでこの円安が続く可能性がある。
■週足
雲を上抜け順調そのもの。
■1978年~2016年 ドル円 月足データ
■1978年~2016年 ドル円 月足データ 解析結果
※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年
平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。
また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。
また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。
■では、2016年ドル円相場はどうだったのか?
(クリックで拡大します)
年始値 120.18
年終値 116.94(年足陰線、-3.24円)
高値 121.68 年始値+1.49円 、+1.24% (円高の年の平均よりもかなり低い)
安値 115.85 年始値-21.21円、-17.65% (円高の年の平均を大きく上回る)
でした。
去年(2016年)は、典型的な円高の年だったと言えると思います。
しかし、安値は確かに-17.65%と強烈な下げを示現しましたが、
年の終値は安値から17.97円も爆上げとなり、長大な下ヒゲを示現しました。
年足としては、足形で言うたくり線(深い井戸から水をたくり(たぐり)あげる)と言えると思います。
長大な下ヒゲは、強烈な買い支え圧力の存在と相場の反転を示唆するものとされます。
ただ、最終的に陰線で終わったことで、内在的な弱さも垣間見えます。
飛びついて買う、というほどの強さはありません。
■で、2017年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想
上記の「1978年~2016年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、
2017年のドル円始値を 116.84として代入すると、
以下の数字が出てきます。
問題は、 2017年が
・普通の平均的な年になるのか、
・円安のバイアスがかかった年になるのか
・円高のバイアスがかかった年になるのか
です。
ズバリ結論を申し上げますと、
米国の金利上昇を背景に、2017年は円安寄りの年になる、
と考えます。
というわけで、 今年の年間レンジは、
・高値 130円前後
・安値 110円前後
と予想(妄想)します。
が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)
こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。