日本時間 2016年12月2日(金)22:30
非農業部門雇用者数(11月)22:30
結果 178千人 ほぼ予想どおり
予想 180千人
前回 142千人(161千人から修正)下方修正
失業率(11月)22:30
結果 4.6% サプライズの改善!!
予想 4.9%
前回 4.9%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数はほぼ予想どおりで、
前回数値は若干の下方修正とやや弱めの数字でしたが、
失業率は、市場予想を大きく超える改善となりました。
全体として、好材料と言っていい結果と思います。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 多少乱高下のあと上昇
・ドル 多少乱高下のあと上昇
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間22:30 初動は殴り合い
15分足 結局、大きなトレンドは出ず、殴り合いで終わり
米長期金利 下落気味
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
どちらかというと好材料を受けて、
初動は
・NYダウ 殴り合い
・ドル 殴り合い
となりました。
その後も、
・NYダウ 多少上下して終了
・ドル 多少上下して終了
となりました。
トレンドは出ませんでした。
米長期金利はなんと下落気味。
さて、場味の分析ですが、
どちらかというと好材料に対して、
マーケットは強気の反応を示しませんでした。
典型的な「材料出尽くし」の様相です。
一回調整に入りそうな場味です。
ここから安易に上値を追うのはやめた方が良いでしょう。