日本時間 2016年11月4日(金)21:30
非農業部門雇用者数(10月)21:30
結果 161千人 予想よりも若干弱い
予想 173千人
前回 191千人(156千人から修正)大幅上方修正
失業率(10月)21:30
結果 4.9% 予想どおりの改善
予想 4.9%
前回 5.0%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数は予想よりも若干弱い数字でしたが、
前回数値は大幅な上方修正。
失業率は、市場予想どおりの0.1%改善となりました。
悪材料とも好材料とも言いがたい、どちらとも言えない結果となりました。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 多少乱高下して元に戻る
・ドル 多少乱高下して元に戻る
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30 初動はややドル高、株も買い優勢
15分足 結局、大きなトレンドは出ず。売り買い殴り合って終了。
米長期金利 大きな変化無し
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
「好材料、悪材料、どちらとも言えない結果」を受けて、
初動は
・NYダウ 乱高下
・ドル ややドル高
となりました。
その後、
・NYダウはど派手な乱高下を経て、いってこい
・ドルは若干のドル安
となりました。
さて、場味の分析ですが、
好悪どちらとも言えない材料に対して、
マーケットもどっちつかずの、方向感のない反応を示しました。
売り買いの力が拮抗している状態です。
米大統領選直前ということで、マーケットも様子見ムードのようです。
8日火曜日の米大統領選投開票で、もしトランプが勝ったら・・・?
面白いことになりそうです。