日本時間  2016年10月20日(木)20:45 発表

ECB政策金利 20:45
結果 0.00% 予想どおりでサプライズ無し
予想 0.00%
現行 0.00%

資産購入枠 月額800億ユーロで据え置き(ユーロジャブジャブ供給)

   

    

21:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

経済見通しは引き続き下方リスクにさらされている」
QEは2017年3月まで継続、必要ならそれを延長
金利は現在のあるいはそれを下回る水準に長期的に留まる見込み」
「QEはインフレが目標を継続的に達成するまで続ける」
緩やかな経済成長が定着するものとみている」
インフレは緩やかに上昇する見込み
「本日の会合でQE延長の議論はなかった
「ユーロ圏の各諸国は構造改革を推進すべき」
「本日の会合ではテーパリング(量的金融緩和の縮小)も議論しなかった
QEの突然の終了の可能性は低い
「マイナス金利についての議論には簡単に触れた」
「低金利は機能してきている」
「QEについての委員会の作業結果を12月に検証する」



      

     

ECB政策金利は、市場予想どおりのゼロ金利据え置きでした。

QEの規模も変更なし。

サプライズはありません。

  

その後のドラギ会見は、

最初の方は絶望に満ちていましたが、

その一方で、これで経済成長に乗るだろう、インフレ方向に行くだろう、

という若干明るい希望的観測も示しました。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国は経済環境順調でQE終了、利上げサイクルに乗りましたが、

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。→「金利を現在の水準もしくはより低い水準で長期間維持する」byドラギ

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利発表で多少乱高下

・ドラギ会見で、特に目新しい材料もなく乱高下して終わり

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

                

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間20:45 ECB金利

FXa000724

  

ユーロドル5分足 殴り合いの後、ドル高へ

FXa000725

※このチャートを見る方法