日本時間 2016年6月2日(木)20:45 発表

ECB政策金利
結果 0.00% 予想どおりのゼロ金利据え置き
予想 0.00%
現行 0.00%

資産購入枠 月額800億ユーロ(ユーロジャブジャブ供給、据え置き

   

    

21:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

QEは17年3月まで 必要なら延長。」
金利はしばらくは現行かさらに低下。」
「世界経済や英国のEU離脱問題を背景に下方リスク。」
インフレ率は依然として低く、数ヶ月はマイナスも。」
「為替レートは物価安定には重要。」
「ECBは為替の目標はもっていない。」
「ユーロ相場は政策の違いを反映している。」
利下げ余地は限定的
「ECBの手法によってインフレ率を2%に引き上げる
「必要とあればあらゆる手段をとる」
「ECBの政策によって非対称的に安定した物価を実現できる。」
「異例の手法によるゆがみを限定するべき」
「ECBは正しい道筋にあり、何かをしなければいけないわけではない。」
「ECBはインフレ見通しについて注視している。」

      

     

ECB政策金利は、市場予想どおりの据え置きでした。

サプライズはありません。

  

その後のドラギ会見は、やはり暗い内容でした。   

欧州経済は、まだまだ底を脱していないようです。

それどころか、中国を筆頭とする新興国の景気減速の影響で、

再び下降モメンタムに舞い戻ってしまいそうな様相です。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国は経済環境順調で利上げサイクルに乗りましたが、

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。→「しばらくこの状況が続く」byドラギ

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利発表で多少乱高下

・ドラギ会見で、やっぱりユーロだめだよね、となってユーロ暴落

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

   

少なくとも、ユーロ高になる材料では全くありません。

           

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間20:45 ECB金利

FXt000471

  

激しい殴り合いの後、ユーロ暴落

FXt000472

   

※このチャートを見る方法

米長期金利

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html