2016/03/10 (木) 21:45

ECB政策金利
結果 0.000% サプライズの利下げ!!!
予想 0.050%
現行 0.050%

さらに、資産購入枠を月額600億ユーロから800億ユーロに拡大(ユーロジャブジャブ供給)

金融以外の社債も購入対象に含め、新たな長期資金供給オペも計画

 

    

22:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

刺激策は回復の勢いを強める。」
QEは少なくとも2017年3月末まで。」
QEの限度を発行の50%まで引き上げる。」
金利はしばらくの間、現状かそれ以下。」
「ユーロ圏経済成長見通しへのリスクは引き続き下向き。」
「世界の不確実性に左右される。」
「現在の見通しに基づくと追加利下げは見込まない。」
「政策措置の一部は為替市場への波及あり得る。」(為替の変動を容認ということ?)

      

     

ECB政策金利は、サプライズの利下げ!!   

その後のドラギ会見は、やはり暗い内容で、

どちらかというと後ろ向きな内容でした。

   

欧州経済は、まだまだ底を脱していないようです。

それどころか、中国を筆頭とする新興国の景気減速の影響で、

再び下降モメンタムに舞い戻ってしまいそうな様相です。

   

また、大戦争の足音が確実に近づいており、

欧州全体が暗いムードに覆われています。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国は経済環境順調で利上げサイクルに乗りましたが、

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。→「しばらくこの状況が続く」byドラギ

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利発表でユーロ暴落

・ドラギ会見で、やっぱりユーロだめだよね、となってユーロ暴落

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

   

少なくとも、ユーロ高になる材料では全くありません。

         

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間21:45 ECB金利 ドラギ会見で急反転、ユーロ狂い上げ

FXt000266

FXt000267

 

   

※このチャートを見る方法

米長期金利

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html