今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。

1978~2015年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを

分析してみました。

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■ファンダメンタルズ

■2016年の超重要世界的イベント


1月
1月16日 - 中華民国総統選挙

2月 特になし

3月 特になし

4月 特になし

5月
5月初旬 -北朝鮮の朝鮮労働党第7回党大会。
5月9日 - 2016年フィリピン大統領選挙
5月26日 - 5月27日 - 日本で主要国首脳会議(G8サミット)が三重県伊勢志摩で行われる。(伊勢志摩サミット)

6月 特になし

7月
7月25日 - 第22回参議院議員通常選挙で選ばれた日本の参議院議員の任期満了、この日を前後に第24回参議院議員通常選挙が執行される。この選挙から公職選挙法改正により18歳以上(1998年生まれまで)が投票できる。鳥取県・島根県と徳島県・高知県が合区になる。

8月
8月5日 - 8月21日 - 第31回夏季オリンピック(リオデジャネイロオリンピック)開催。

9月 特になし

10月 特になし

11月
11月8日 - 2016年アメリカ合衆国大統領選挙投票日(2016年最大のイベント)

大統領選挙の年とその翌年はドル高になりやすい、というアノマリーあり。(※100%ドル高になるわけではない。あくまでもアノマリー。)
   

12月 特になし

     

■重要テーマ

米FRB金利引き上げの動向、米長期金利の推移 (最重要テーマ)

ドル円相場は米長期金利との相関が強い

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米長期金利チャート

・欧州経済の動向

・日本の天災リスク(首都圏直下大震災、東海大震災、南海トラフ大震災、富士山噴火)

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・中東~欧州の地政学リスク

・極東アジアの地政学リスク

尖閣問題 →台湾、朝鮮半島に火花が飛び誘爆、極東戦争勃発→第三次世界大戦(中国+ロシア VS 欧米+日本の世界戦争)

北朝鮮軍部が暴走開始?中国人民解放軍も暴走寸前?

ミサイル.jpg http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/B-2.jpg

・中華バブル崩壊?(中華バブル崩壊→中国が民衆の不満のガス抜きとして戦争を利用)

・ジムロジャーズ「来年(2015年)から再来年(2016年)にかけて、更なる混乱が通貨市場で起こるであろう」→ジム・ロジャーズ発言まとめ

    

   

■テクニカル

■1978年~2015年月足

FXs000063

1982年11月高値278円を起点とする、

超巨大下降波 第五波動、成就せり。

エリオット波動理論

波動サイクル

月足の波動は、巨大なアップトレンドへと歴史的転換。

現在、巨大な第一波動形成中(あるいは、すでに完成の可能性)。

   

第一波動形成が完了した後、

大規模な調整過程(第二波動)へと入るでしょう。(あるいは、現在、第二波動形成中と考えられる)

  

  

■週足

FXs000064

雲に頭を突っ込んだところでもがいておりますが、

いずれ下抜けるものと考えております。

    

   

    

■1978年~2015年 ドル円 月足データ

2016

    

■1978年~2015年 ドル円 月足データ 解析結果

2016-01

※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年

平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。

また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。

また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。

    

■では、2015年ドル円相場はどうだったのか?

2016-03

(クリックで拡大します)

年始値 120.07

年終値 120.18 (年足陽線、+0.11円

高値 125.85 年始値+5.77円 、+4.81% (円高の年の平均的高値)

安値 115.85 年始値-4.23円、-3.53% (円安の年の平均的安値)

でした。

    

今年は、円高とも円安とも言えない、また、平均的な年とも言えない、

きわめてイレギュラーな年であったと言えると思います。

  

面白いのは、年の始値・終値、高値、安値の幅が、

ほぼ対称になっております。

強烈な売りと買いの力の均衡を意味しています。

 

年足としては、足形で言う同事線と言えると思います。

 

同事線は、相場転換を暗示するものとされます。

売り買いのエネルギーが高密度で拮抗し、

上下どちらかに爆発寸前の状態であることを示唆しています。

    

日本経済が低迷を続け、日銀がジャブジャブ放漫金融政策を続ける一方、

米国経済は堅調で、FRBは12月から利上げサイクルに入りました。

ファンダメンタル分析的に考えると、ガンガンドル高が進行してもよさそうな経済環境です。

しかし、現実は、一方的なドル高にはならず

売り買いの力の均衡、年足同事線となりました。

これは何を意味しているのでしょうか。

  

経済評論家の2016年予想を見てみると、

FRBの利上げを主要因として、単純にドル高進行予想が多いようですが、

そうはならないのではないかと考えております。

   

  

    

■で、2016年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想

上記の「1978年~2015年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、

2016年のドル円始値を 120.12 (Saxo)として代入すると、

以下の数字が出てきます。

2016-02

問題は、 2015年が

・普通の平均的な年になるのか、

・円安のバイアスがかかった年になるのか

・円高のバイアスがかかった年になるのか

です。

   

ズバリ結論を申し上げますと、

2016年も売り買いの力の均衡が継続し、

円高、円安のバイアスのない平均的な年になる

と考えております。

ただし、高値は2015年高値125.85を超えないものと見ております。

         

というわけで、 今年の年間レンジは、

・高値 125円前後

・安値 110円前後

と予想(妄想)します。

        

が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)

こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。