先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第448号
エリオット波動論再入門 60
修正波28 ダブルスリーの実例
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第447号
エリオット波動論再入門 59
修正波27 ダブルスリーの典型
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、先日、2015年の流行語大賞が発表されましたが、
大賞として「トリプルスリー」が選ばれました。
もちろん、エリオット波動論のトリプルスリーではありません。(笑)
野球用語のトリプルスリーですが、
このメルマガで丁度やっているタイミングだったので、
私も驚きました。(笑)
エリオット波動論が世間でもブームなのか!?と一瞬驚きました。(笑)
タイミングが良すぎですね。
心理学者ユングの言う、「シンクロニシティ」というやつでしょうか。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 59 修正波27 ダブルスリーの典型
をご紹介いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/shuseiha.png
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、修正波ってなんだっけ?
修正波の概要については、
こちらの過去ログをご覧下さい。
エリオット波動論再入門 5 波のモード MotiveとCorrective
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
修正波には、大きく分けて以下の4種類があります。
●ジグザグ
(5-3-5 シングル、ダブル、トリプルの3つのタイプを含む)
●フラット
(3-3-5 レギュラー、拡大型、ランニングの3つのタイプを含む)
●トライアングル
(3-3-3-3-3 3つの収束型[上昇・下落・対称]と
ひとつの拡大型[逆対称]を含む4つのタイプ)
●複合型
(ダブルスリーとトリプルスリーの2つのタイプ)
■はいはい、で、ダブルスリーってなんだっけ?
「エリオットは横ばいの複合型パターンのうち、
2つから成る修正パターンを「ダブルスリー」、
3つから成る修正パターンを「トリプルスリー」
と呼んでいる 。
シングルのスリーはジグザグやフラットであるが、
トライアングルはそうした複合型修正パターンの許容される
最後の部分であり、
こうしたコンテクストから「スリー」とも呼ばれる 。
(※引用者注:コンテクストとは「文脈」の意)
複合型は、ジグザグ、フラットやトライアングルを含む
より単純な修正のタイプで構成されている 。
それらが出現するのは、延長された横ばいの動きによる
フラットな修正局面であるようだ。
ダブルジグザグとトリプルジグザグについては、
単純な修正パターンの部分はW、Y、Zと表記される 。
(中略)
典型的なダブルスリーでは
フラットの次にトライアングルが続く形となる。
(中略)
一般に複合型はその性質から水平となる。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/2015-11.png
《コメント》
「ダブル」「スリー」という名称がまずわかりにくいのですが、
要は、三波動構成であることが多い修正波(スリー three)を、
二つ結合したもの(ダブル double)、
ということです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/2015-11.png
(※トライアングルは三波動構成ではありませんが、
慣例として「スリー」の派生系として扱うようです。)
そして、a-b-cの修正三波動を結合する波動には、
W-Xとラベリングをして、
ダブルスリーの終点に、Yとラベリングするのが慣例のようです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/2015-11.png
なお、WやXなどのラベリングは、以前このメルマガでも
「ダブル・ジグザグ」「トリプル・ジグザグ」でご紹介しました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/zigzag.png
エリオット波動論再入門 36 修正波4 ダブル・ジグザグ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/07/_36_4_fx_424.html
「ダブル・スリー」と「ダブル・ジグザグ」は
何が違うのかご説明します。
「ダブル・ジグザグ」はその名のとおり、
「ジグザグ 」を二つ連結したもので、
比較的大きな値幅の深い調整となるようです。
一方、「ダブル・スリー」はジグザグに限らず、
「フラット」「トライアングル」など様々な調整波を
複合的に連結したもので、
一般には、フラット+トライアングルのパターンが多いようです。
また、調整の値幅については比較的浅く、
フラットな調整になることが多いようです。
■はいはい、で、ダブルスリーの典型ってなんやねん?
ダブルスリーの典型が、下記の図のような
「フラット+トライアングル」型とされています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/doublethree.png
W-Xの小規模な3つの波によって、前後二つの調整波が接続されたものが、
ダブルスリーであり、全体として調整波を構成しています。
こんなもん本当に現実のチャートであるのかよ!(笑)
机上の空論だろ!(笑)
という感じですが、
次号では、ダブルスリーの具体例を見ていきたいと思います。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
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チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 60 修正波28 複合型3 ダブルスリーの事例
をご紹介いたします。
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