2015/10/22 (木) 20:45

ECB政策金利
結果 0.050% 予想どおりの据え置き
予想 0.050%
現行 0.050%

    

21:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

成長とインフレ見通しに下方リスク。」
「ECBは金融刺激の度合いについて12月に再検証。」
QEは2016年9月まで継続、必要ならそれ以降も実施。」
「ECBは責務に則ってすべての手段を使う準備がある。」
「QEは調整するのに十分な柔軟性がある。」
物価回復は予想より緩やかな可能性。」
「コアインフレ率は基本的に安定している。」
景気回復は第2四半期と同様のペースで続いている。」
預金金利引き下げを話し合った」
「インフレへの下向きリスクの一つは為替レート。」
「為替レートは政策目標ではない。」
「為替レートは物価安定に重要。」
「本日の協議は広くオープン。」
数人はさらなる刺激策決定の希望を示唆。」


      

     

ECB政策金利は、予想どおりの金利据え置き。

一切サプライズはありません。

   

その後のドラギ会見では、

淡々と、いかに経済状況が悪いかの説明が続きました。

    

7月までの会見では、インフレについては、かなり強気な発言が見られましたが、

それも完全になくなってしまいました。

過去のECB金利まとめ

      

欧州経済は、まだまだ底を脱していないようです。

それどころか、中国を筆頭とする新興国の景気減速の影響で、

再び下降モメンタムに舞い戻ってしまいそうな様相です。

また、大戦争の足音が確実に近づいており、

欧州全体が暗いムードに覆われています。

   

また、ユーロをジャブジャブ供給し続けている現実も継続中です。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国はQE3終了で、ドルのジャブジャブ供給を終了、2015年内利上げの可能性が高い(金融引き締め)

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利では動かず

・ドラギ会見で、ユーロ暴落

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

       

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間20:45 ECB金利

FXa-2015_12_04-00001

 

   

※このチャートを見る方法

米長期金利

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html