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FX・株のテクニカル分析入門 第431号

エリオット波動論再入門 43

修正波11 拡大型フラット

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


  

  

FX・株のテクニカル分析入門 第430号

エリオット波動論再入門 42

修正波10 レギュラーフラット実例

 

 

 

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こんばんは。
 
FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
 
さて、本日は、
 
エリオット波動論再入門 42 修正波10 レギュラーなフラットの実例
 
をご紹介いたします。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/shuseiha.png

shuseiha
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/elliot-flat.png

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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
 
 
エリオットとは、
 
米国の伝説のテクニカルアナリスト
 
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif

Elliot
 
のことです。
 
一見して真面目そうな方です。
 
 
 
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
 
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
 
重病に罹り、58歳で退職。
 
 
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
 
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
 
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
 
エリオットが書いた論文をまとめた
 
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
 
が出版されました。
 
 
 
現在広く知られているエリオット波動理論は、
 
この「The Wave Principle」に基づいています。
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、修正波ってなんだっけ?
 
 
修正波の概要については、
 
こちらの過去ログをご覧下さい。
 
エリオット波動論再入門 5 波のモード MotiveとCorrective
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
 
 
 
修正波には、大きく分けて以下の4種類があります。
 
 
●ジグザグ
(5-3-5 シングル、ダブル、トリプルの3つのタイプを含む)
 
 
●フラット
(3-3-5 レギュラー、拡大型、ランニングの3つのタイプを含む)
 
 
●トライアングル
(3-3-3-3-3 3つの収束型[上昇・下落・対称]と
ひとつの拡大型[逆対称]を含む4つのタイプ)
 
 
●複合型
(ダブルスリーとトリプルスリーの2つのタイプ)

 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、フラットって何だっけ?
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/elliot-flat.png

elliot-flat
  
 
「フラットの修正波形は、
 
連続する副次波が 3-3-5 になるという点で
 
ジグザグとは異なる。
 
最初のアクション波である A波 には、
 
ジグザグのときのように
 
完全な5つの波として展開するだけの十分な下落の勢いはなく、
 
したがってリアクション波であるB波も当然のことに
 
相場を逆方向に強く引っ張っていくだけの力を欠いているようであり、
 
A波の始点近くで終了する。
 
また、C波も一般には
 
ジグザグ波としてA波の終点を大きく超えることはなく、
 
その水準をわずかに超えたところで終了する。
 
 
 
(中略)
 
 
 
その基本的なトレンドの勢いが強いほど、
 
フラット修正は短くなる。
 
 
衝撃波の第4波がしばしばフラットになるが、
 
第2波がフラットになることはほとんどない。」
 
 
 
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/elliot-flat.png 
  
 elliot-flat
  
 
修正波の一種である「フラット」は、
 
「ジグザグ」と同様にA-B-Cの三波動構成です。
 
しかし、その内部は「ジグザグ」とは異なり、それぞれ、
 
3波-3波-5波で構成されるものとされています。
 
 
そして
 
・レギュラーなフラット(Regular Flat)
 
・拡大型フラット(Irregular Flat)
 
・ランニングフラット(Running Flat)
 
に分類されます。
 
 
 
メインの推進方向へのエネルギーが強すぎて、
 
調整過程に歪みが出たパターン
と言っても良いかもしれません。
 
(拡大型フラット、ランニングフラットなど、明らかに異常)
 
 
逆に言えば、これらのフラット系調整が示現した場合には、
 
メイン推進方向への、莫大なエネルギーの埋蔵が予測されるので、
 
調整過程終了後には、
 
巨大なトレンドの発生に期待が持てるということになります。
 
 
 
 
 

■はいはい、で、「レギュラーなフラット」って何だっけ?
 
 
「レギュラーなフラット (Regular Flat) 」修正では、
 
B波はA波のほほ始点の水準で終了するが、
 
C波はA波の終点をほんの少し超えたところで終了する。」

 
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/elliot-flat.png

elliot-flat
  
  
 
「フラット」の最も基本となるのが、
 
「レギュラーなフラット」 (Regular Flat)です。
 
いわゆる、「ボックス」フォーメーションの一種と言ってよいでしょう。
 
 
※フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/08/10_fx124.html
 
 
 
 
 

■はいはい、どうせ机上の空論なんやろ?
 
 
以下は、ドル円日足で2006年に示現した
 
「レギュラーなフラット」の実例です。
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/usd.png

usd
  
 
《コメント》
 
 
「レギュラーな」という名が付いていますが、
 
やはり「フラット調整」というもの自体が異常事態であり、
 
過去のチャートでも、ほとんど見つかりませんでした。
 
非常に珍しいチャートパターンというのを再認識しました。
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/usd.png

usd
 
今回挙げた「レギュラーなフラット」の実例では、
 
鋭い暴落(メジャード・ムーブ)後の戻りの局面で示現しておりますが、
 
このレギュラーなフラットが示現してから
 
流れが一変しました。
 
示現後に、力強い上昇トレンドが発生しております。
 
非常に興味深いです。
 
 
 
なお、チャートにつきまして、
 
エリオット波動理論では終値を重視します。
 
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
 
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
 
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
 
 
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
 
日足の終値にするのが良いとされています。
 
 
この点、
 
FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
 
DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
 
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
 
ローソク足確認用におすすめです。
 
 
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
 
 
 
 
 

■テクニカル分析ツール
 
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
 
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
 
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
 
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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フォーメーション分析入門
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正確な一目均衡表の表示が可能です。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
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日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
 
 
 
 
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
 
 
次回は、
 
エリオット波動論再入門 43 拡大型フラット(Irregular Flat)
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
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