2015/04/03 (金) 21:30

米非農業部門雇用者数(3月)
結果 126千人 予想よりも大幅に少ない結果!サプライズ
予想 245千人
前回 264千人(295千人から修正)下方修正
    

米失業率(3月)
結果 5.5% 予想どおり
予想 5.5%
前回 5.5%

   

今月の米雇用統計は、

失業率が予想どおりの結果だった一方で、

非農業部門雇用者数が、予想を大幅に下回る、悪い数字でした。

   

欧州経済も日本経済もボロボロな中、唯一の希望だった米経済ですが、

ここに来て急に減速感が漂ってきました。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・NYダウ 爆下げ

・ドル 爆下げ

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

     

一方、グローバル的な視点で見ると、

米国はQE3終了で、ドルのジャブジャブ供給終了、次は利上げに焦点(金融引き締め)

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)。

という状況です。

今回、雇用統計がやや悪い数字が出ましたが、

グローバル的な状況としては、

依然としてドル高になりやすい状況は変わりません。

    

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


1分足 下記のチャートでは15:30が日本時間21:30 NYダウ迷い無く暴落、ドルも迷い無く暴落

fxxpa0791

     

15分足

fxxpa0792

※このチャートを見る方法

    

米長期金利

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html

 

z

 

悪い米雇用統計で、

素直にNYダウ暴落、

ドル暴落、

となりました。

素直な反応と言えるでしょう。

真の強気相場であれば、弱い数字が出ても、乱高下の後に元の水準近くまで戻していたはずです。

したがって、地合いは弱いと言わざるを得ません。

2012年から続いてきたドル高トレンドですが、

そろそろ天井が近いようです。