2014/11/06 (木) 21:00
英中銀政策金利
結果 0.50% サプライズ無し
予想 0.50%
現行 0.50%
英中銀資産購入枠
結果 3750億ポンド サプライズ無し
予想 3750億ポンド
現行 3750億ポンド
2014/11/06 (木) 21:45
ECB政策金利
結果 0.05% サプライズ無し
予想 0.05%
現行 0.05%
22:30ごろから ECB総裁ドラギ会見
「ECBはまもなくABSを買い始める。」
「購入計画は少なくとも2年は続く。」
「資産購入やTLTROはバランスシートを増やす。」
「バランスシートは2012年始めの水準に戻っていく。」
「必要なら追加行動にコミットは全員一致。」
「見通しが下向きに修正される兆候。」
「経済見通しへのリスクは引き続き下向き。」
「主要国間の金融政策サイクルの違いが拡大している。」
「インフレ率、今後数カ月は低水準で2015年・16年に緩やかに上昇へ。」
「この声明文は理事全員の承認を得ている。」
「金融政策は低インフレ見通しに既に対応している。」
「追加措置を講じるケースは、現行の措置が不十分あるいは物価見通しが悪化した場合。」
「他中銀が経験してきたことをこの日の会合で話し合った。」
「ECBの措置によるバランスシートへの影響は十分と確信している」
「他の主要中銀が縮小への道を歩む中、バランスシートは今後数ヶ月で拡大していく」
「新たな措置(追加緩和)を準備する際のデッドラインは与えていない。」
「(今後の資産規模拡大の目処として掲げる)2012年初めとは2012年3月時点。」
「ECBの措置がインフレ期待に影響を与えると自信」
「1兆ユーロの購入可能枠については適格なもの、ただしそのまま買うというわけではない。」
「カバードボンドやABSの市場は買い入れによって拡大していく」
BOE政策金利、ECB政策金利は、予想どおりの金利据え置き。
一切サプライズはありません。
その後のECB総裁ドラギ会見は、
経済見通しの下方修正、
また、追加緩和を臭わせる
など、ほぼ全面的に悲観論一色。
いずれにせよ、利上げは相当先のことになりそうです。
ECBは依然として金融緩和の方向を向いており、
金融引き締めの方向に舵を切った米FRBとは完全に方向が逆です。
ファンダメンタル分析的にユーロ高になる材料では全くありません。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・ECB金利では動かず
・ドラギ会見で、ユーロさらに暴落
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
また、グローバル的な視点で見ると、
米国はQE3終了で、ドルのジャブジャブ供給を終了(金融引き締め)、
その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)。
となると、ファンダメンタル分析的に考えると、
対ユーロ、対ポンドで、ドルの価値が上昇するのが
自然な論理的帰結のように思えます。(=ユーロドル、ポンドドル下落)
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
5分足 下記のチャートでは14:00が日本時間21:00 BOE金利
米長期金利
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
素直に欧州通貨暴落となりました。
対円でも暴落。
豪ドル円もどさくさにまぎれて暴落しているのが面白いです。
今晩の米雇用統計では、どんな乱高下になるのか楽しみです。