2014/05/02 （金） 21:30
非農業部門雇用者数（4月）21:30
結果 288千人 サプライズの好結果！！
予想 218千人
前回 203千人（192千人から修正）上方修正！！
失業率（4月）21:30
結果 6.3% サプライズの超好結果！！！！
予想 6.6%
前回 6.7%
今回の雇用統計は、
非農業部門雇用者数、失業率、
ともに、
予想を大きく上回るサプライズの好結果でした。
文句の付けようのない好結果です。
米労働市場は、一進一退ながらも、一歩一歩、
堅調に回復して行っているようです。
米経済は、底堅く回復基調に乗っているような印象です。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、
・NYダウ 一方的な狂い上げ
・ドル 一方的な狂い上げ
となるのではないかと思えます。
では、この材料を受けて、机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか？
↓のチャートを見る前に１分間想像してみてください。
・NYダウ の値動き → 上昇？下落？
・ドル円 の値動き → 上昇？下落？
・ユーロドル の値動き → 上昇？下落？
・ユーロ円 の値動き → 上昇？下落？
・ポンドドル の値動き → 上昇？下落？
・ポンド円 の値動き → 上昇？下落？
・原油 の値動き → 上昇？下落？
・金 の値動き → 上昇？下落？
１分足 下記のチャートでは15:30が日本時間21:30
純然たるドル爆上げ、NYダウは乱高下。金もメチャクチャ
15分足
NYダウ下落に連動して円相場も下落（円高）。円というのは完全なる投機商品です。
壮絶ないってこい。
米長期金利は急落。2.6%割れ
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
雇用統計発表直後の初動は、
・株（NYダウ） 暴騰
・純粋なドル爆騰
となりました。
サプライズの好結果に対して、素直な反応です。
しかしNYダウの方は即座に強烈なカウンターが入り、
壮絶な乱高下モードに。
為替の方も１５分ほどで強烈なカウンターが入り、
買い方はいきなりノックアウト。
よろめきながら下落して逝きました。
最終的には、
NYダウ、
米ドル、
ともに、
なんと米雇用統計発表時よりも下落して大引けしました。
ファンダメンタル分析的に考えると全く意味がわかりませんが、
これが生きた相場なのです。
東ウクライナで事実上の内戦状態に突入というニュースを、
マーケットは深刻に受け止めているようです。
さて、場味の分析ですが、
文句の付けようのない好材料に、
初動は強気で反応したものの、
最終的には売りの圧力に押されて腰が折れてしまいました。
マーケット全体のコンディションは、弱気と言わざるを得ません。
もうしばらく様子見をしたほうが良さそうです。