私が最も尊敬する投資家である、ジム・ロジャーズ氏のインタビュー記事がありましたのでご紹介いたします。
「世界一の投資家」に独占インタビュー ジム・ロジャーズ「日本経済に何が起きるのか、教えましょう」 日銀の政策は、株式トレーダーを喜ばせるだけ・消費税増税は最低最悪の愚策だ | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38748
以下は、個人的になるほどと思った部分です。
「今後1~2年、日本株はさらに上昇すると思います。(中略)
しかし、「その後」を考えた時には、暗澹たる気持ちにならざるを得ません。長い目で見ると、アベノミクスというのは、日本経済を破壊する政策でしかないからです。」
「紙幣が刷られると株価が上がるというのは歴史が証明していることであり、ほぼあらゆる投資家たちがその「真実」に忠実に行動したまでなのです。
そして、現在の安倍政権はなお多くの紙幣を市場に供給しようとしている。今年1月からはNISA(少額投資非課税制度)といった税制優遇措置も始めた。こうした政策が、今後も株価の上昇をもたらすことは容易に想像できます。」
「インフレ率が2%を超えて制御不能になるシナリオのほうが現実的ではないでしょうか。」
「そこへきて、この4月からは消費税を5%から8%に増税するというのだから、クレイジー」
「法人税減税が行われれば、海外投資家はさらに日本株への投資を増やすので、株価は上がります。」
「繰り返しになりますが、アベノミクスで日本経済が成長することはできません。」
「もし戦争という事態になれば、日本企業の株価が信じられないほどに暴落するのは言うまでもありません。」
「このままいけば、日本は高齢者ばかりが増え、庶民はインフレによる生活苦に悩まされ、人口減少で経済全体がシュリンクしていく中で、国の借金だけが膨れ上がり続ける。そんな貧しい国家に落ちていくでしょう。」