先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第353号

一目均衡表再入門33

波動論7 S構成点の理論

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


 

 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第352号

一目均衡表再入門32

波動論6

上げ潮か下げ潮か、それが問題だ

 
 
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こんばんは。
 
FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
 
さて、本日は、
 
一目均衡表再入門32 波動論6 上げ潮か下げ潮か、それが問題だ
 
をご紹介いたします。
 
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Nhadou-c
 

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■一目均衡表って何だっけ?
 
 
一目均衡表は、
 
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/iOqW2o5SkGw.png
 
1935年(昭和十年)※ に
 
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
 
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
 
ということに由来すると言われています。
 
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
 
 
 
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
 
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
 
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichigoog
 
 
 
 
 
一目均衡表は、
 
・時間論、
 
・波動論、
 
・値幅観測論
 
を三大骨子とし、
 
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
 
 
 
「均衡表が持つさまざまな力関係
 
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
 
時間関係、
 
価格の変動、
 
波動構成、
 
相場全体と個別の関わりなど)
 
を探求し、最終的にこれを総合化して
 
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
 
知りなさい、と説いておられる。」

 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
 
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
 
ということです。
 
これは、簡単にいえば、
 
売り方と買い方のいずれが勝ち、
 
または負けているかを知るということであり、
 
実はこれを知りさえすれば
 
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」
 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
 
 
 
■はいはい、で、N波動って何やねん?
 
 
均衡表の波動理論は極めて簡単明瞭で、
 
次の5パターンで説明されます。
 

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/hadou01.png

hadou01
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/hadou02.png

hadou02


 
 
本日は前号の続きで
 
N波動の具体的な見方をご紹介いたします。
 
 
 
 
 
以下、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
「下降波動は、この下げN波動が
 
繰り返し、繰り返し生ずることによって
 
形成されます。
 
(中略)
 
 
3波動目を共有する形での、
 
下げNの3波動の繰り返しが
 
下降波動となるともいえます。
 
(中略)
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/Nhadou-c.png 

Nhadou-c
 
ここで、A~D~E~Fは3波動のN波動構成ですが、
 
FはDの水準には遠くおよびません。
 
この時点で考えられることは、
 
Eからの戻りがDを抜けなかったら、
 
いずれEを下回る下げにつながるであろう

 
ということです。
 
(中略)
 
 
このように、
 
戻るたびにその高値が切り下がり続ける場合は、
 
下降N波動の連続となりやすいのです。
 
(中略)
 
一方、短期の底も(中略)切り下がり続けていることから、
 
依然として下降N波動は継続する可能性が高いと考えられます。
 
(中略)
 
 
このように、途中の微細な上げ下げを省略し、
 
小勢のピーク、ボトムを抽出することによって、
 
現在の流れが「上げ潮」であるのか、
 
「下げ潮」であるのかを判断することが肝要です。」
 
 
 
以上、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
 
《コメント》
 
 
一目波動論の核心です。
 
 
まとめると、
 
高値を切り上げた場合、
 
次は安値を切り上げる確率が高い。(上げ潮、押しは買う)
 
逆に、高値切り上げに失敗した場合、
 
次は安値を切り下げる確率が高い。(下げ潮、戻りは売る)
 
  
    

安値を切り下げた場合、
 
次は高値を切り下げる確率が高い。(下げ潮、戻りは売る)
 
逆に、安値切り下げに失敗した場合、
 
次は高値を切り上げる確率が高い。(上げ潮、押しは買う)

 
 
佐々木氏は
 
「上げ潮」「下げ潮」という表現を用いておられますが、
 
「アップトレンド」「ダウントレンド」と言い換えても良いでしょう。
 
 
 
完全にダウ理論と同じ話です。
 
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高値の更新、安値の更新から、
 
価格変動の歪みを見いだし、
 
そこに示現する、ランダムウォークを超えた期待値に賭ける

 
というわけです。
 
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
 
 
 
 
 
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■ 次回予告
 
 
次回は、
 
一目均衡表再入門33 波動論7 S構成点
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
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