今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。
1978~2013年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを
分析してみました。
■ファンダメンタルズ
■2014年の超重要世界的イベント
2月
2月2日-タイ王国下院総選挙
2月7日~23日 ソチオリンピック(ロシア)
3月
3月7日~3月16日-ソチパラリンピック
4月
日本 消費税率8%へ引き上げ 実施
6月
6月12日~7月13日-2014FIFAワールドカップブラジル大会
7月
インドネシア大統領選挙
9月
9月18日-スコットランドでイギリスからの独立を問う住民投票
11月
11月4日-アメリカ合衆国中間選挙投票日
12月
アフガニスタンからアメリカ含むNATOなど他国の治安部隊が2014年末までに全て撤退し、同国政府・軍に治安権限を移譲する。
2014年はソチオリンピックとサッカーワールドカップが実施されます。
世界経済回復の波に乗り、大いに盛り上がることでしょう。
4月には日本で消費税増税が実施される予定ですが、
これはインフレを加速させる(円安要因)と同時に、
実施後には景気を減速させる(円高要因)ものです。
単純に、円高要因、円安要因と言えません。
米国の経済統計は、米経済の回復基調を示しており、
また、FRBは量的緩和縮小方向に全力で舵を切りました。
ドルをジャブジャブに供給して希薄化するのを、今後は徐々に絞っていくので、単純にドル高要因です。
また、2014年は米議会の中間選挙(上院議員のうちの3分の1、下院議員全員が改選)が実施されます。
このため、米政府はあらゆる手段を使って、現在の景気回復基調をサポートするでしょう。
よって、米国のファンダメンタルズは堅調に推移、
米長期金利も上向きに推移すると考えております。
■重要テーマ
・米FOMC金利引き上げの動向、米長期金利の推移 (最重要テーマ)
ドル円相場は米長期金利との相関が強い
・欧州経済の動向
・日本の天災リスク(首都圏直下大震災、南海トラフ大震災、富士山噴火)
・極東アジアの地政学リスク
尖閣問題 →台湾、朝鮮半島に火花が飛び誘爆、極東戦争勃発?
北朝鮮軍部が暴走開始?中国人民解放軍も暴走寸前?
・中華バブル崩壊?(中華バブル崩壊→極東戦争)
■テクニカル
■1978年~2013年月足
1982年11月高値278円を起点とする、
超巨大下降波 第五波動、成就せり。
月足の波動は、巨大なアップトレンドへと歴史的転換。
現在、ミクロな第五波動形成中だが、
この2011年から形成した1~5波動は、巨大な上昇波の第一波であり、
現在進行中のミクロ第五波動がピークアウトした後、
大規模な調整過程へと入るでしょう。
■2013年週足
■1978年~2013年 ドル円 月足データ
■1978年~2013年 ドル円 月足データ 解析結果
※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年
平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。
また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。
また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。
■では、2013年ドル円相場はどうだったのか?
(クリックで拡大します)
年始値 86.65
年終値 105.25 (年足陽線、+18.61円)
高値 105.41 年始値+18.76円 、+21.65% (円安の年の平均を大きく超える超円安)
安値 86.54 年始値-0.11円、-0.13% (ほとんど円高になっていない)
でした。
今年は、平均的な円安の年を超える、
猛烈な(異常な)円安の年であったと言えると思います。
アベノミクスによる日本の金融緩和と、米経済の堅調な回復が、
うまくギアがかみ合って、
シナジーにより大きな成果をもたらしました。
■で、2014年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想
上記の「1978年~2013年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、
2014年のドル円始値を105.25 (FXプライム byGMO)と仮定して代入すると、
以下の数字が出てきます。
問題は、 2014年が
・普通の平均的な年になるのか、
・円安のバイアスがかかった年になるのか
・円高のバイアスがかかった年になるのか
です。
ズバリ結論を申し上げますと、
円安の年になる、
と考えております。
というわけで、 今年の年間レンジは、
・高値 115~120円くらい
・安値 95~101円くらい
と予想(妄想)します。
円高のバイアスで考えても、
110円は余裕であり得ます。
ただし、このまま永遠に円安がつづくことはありません。
バブルは必ずはじけて消えます。
中期的な円安トレンドは、
今年中、遅くとも来年2015年にピークアウトするものと考えております。
(週足のエリオット第五波動成就)
その後、大規模な調整(円高の波動)に入るでしょう。
永遠にバブルが続くことはありませんので、
逃げ遅れないように注意しましょう。
バブルが崩壊するときは、一気に逝きます。
が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)
こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。