先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第314号 ダウ理論再入門 9
基本法則6 Trend Remains In Effect Until Clear Reversal Occurs
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第313号
ダウ理論再入門 8
基本法則5
Volume Must Confirm The Trend
トレンドは出来高でも確認されなければならない
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
ダウ理論再入門 8
基本法則5
Volume Must Confirm The Trend
トレンドは出来高でも確認されなければならない
をご紹介いたします。
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■ダウ理論ってなんだっけ?
ダウ理論とは、19世紀末頃、
チャールズ・H・ダウ
(Charles Henry Dow、1851年11月6日~1902年12月4日)
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が『ウォール・ストリート・ジャーナル』の
社説シリーズに寄稿した、
株価の価格変動に関する理論体系のことをいいます。
チャールズ・H・ダウの生涯については、
英語版Wikipediaで詳しく紹介されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Dow
※参考書
『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
ダウ理論入門 【必修】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/
■ダウ理論基本法則5 トレンドは出来高でも確認されなければならない
(Volume Must Confirm The Trend)
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
より引用
「ダウは、シグナルを確認するのに2番目に重要な要素として、
出来高をあげている。
この法則を簡潔に述べると、
"出来高は長期トレンドの方向に即して増減する。"
すなわち、もし主要トレンドが上昇基調であれば、
出来高はプライスが上昇するにつれ増加し、
プライスが下落するときには減少する。
ダウン・トレンドでは逆のことが起こる。
(中略)
もっとも、出来高はあくまで二次的指標であることを
忘れてはならない。
事実ダウ理論における売買シグナルは、
完全に終値に基づいている。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
より引用
■コメント
【法則その5】トレンドは出来高でも確認されなければならない
出来高は、
株価が長期トレンドの方向に動くにつれて、
増大する傾向にある、ということです。
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長期トレンドが上昇トレンドであれば、
出来高は価格の上昇に追随して増加し、
下落する時には減少する。
逆に、長期トレンドが下降トレンドであれば、
価格の下落時には出来高が増加し、
反発時には減少するというものです。
「出来高は株価に先行する」とよく言われますが、
出来高と株価は密接な関係にあります。
株価の上げ下げは、好悪の材料だけではなく、
「人気」にも大きな影響を受けるわけですが、
出来高は、この「人気」を推測する上で重要な指標と言えます。
また、出来高は売買成立時の値段における
売り・買いの圧力を表しているので、
値動きの背後にある勢力や切迫感をも
示唆するとされます。
■たしかに、株では出来高が大事ってよく聞くわ。
以下、株価と出来高の関係についてよく言われることをまとめました。
●株価は上昇しており、出来高も多いとき
相場が強いことを示す。
●株価は上昇しているが、出来高が少ないとき
相場が弱さを内包していることを示す。
出来高の伴わない株価上昇は、長続きしない。
●株価は下落しており、出来高が多いとき
相場の地合が弱いことを示す。
●株価は下落しているが、出来高が少ないとき
相場に強さが内包していることを示す。
●その他、出来高に関わる相場のジンクスあれこれ
・出来高が減少してきた状態から増加傾向を見せてきたら、
目先反転期待。
・出来高が減少してきたときは、
目先の人気離散を意味し、先行き株価下落が予想される。
・出来高移動平均線を上回る日が多く続く場合、
先行き株高期待。
・急騰した高値圏で出来高が急減した場合、
目先売り逃げの天井圏。
・長期間続いていた小商いから突然出来高が急増した場合、
新たな材料相場のスタートになることが多い。
■色々あるんやな。で、実際にはどうなんや?
●日経平均株価と出来高
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●トヨタ自動車の株価と出来高
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●NTTドコモの株価と出来高
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■なるほど。なかなか興味深い結果やね。
出来高分析による地合の分析は、
完全ではありませんが、
一定の目安にはなります。
出来高を分析できるようになると、
株式投資もより深く楽しめます。
■で、為替はどうなんや?
株は取引所での取引が基本なので、
出来高などの統計を容易にとることができます。
しかし、
一日4兆ドル(400兆円、2010年のデータ※)もの取引高がある
※http://www.bis.org/publ/rpfxf10t.htm
と言われる為替は、
取引所での取引よりも、
相対取引が基本となるので、
統一的・網羅的な統計を取るのがほぼ不可能とされます。
が、為替における出来高は一切公表されていないというわけでもなく、
以下の資料をもとに大まかな推測が可能です。
●シカゴ先物市場投機ポジション
http://www.forexwatcher.com/cmepos.htm
●東京金融取引所 くりっく365出来高
http://www.tfx.co.jp/mkinfo/transit_fx.shtml
●日銀
金融市況 外国為替相場状況
http://www.boj.or.jp/statistics/market/forex/fxdaily/
外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ
http://www.boj.or.jp/statistics/bis/deri/index.htm/
●国際決済銀行 BIS
Triennial Central Bank Survey of Foreign Exchange and Derivatives
Market Activity in 2010 - Final results
http://www.bis.org/publ/rpfxf10t.htm
●インヴァスト証券くりっく365
チャート内に出来高を表示することが可能(要口座開設、無料)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanki365
チャート http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0379.jpg
●MetaTrader採用業者の取引高
MetaTraderで参照することが可能
(チャート上で右クリック→Volumes)
Alpari Japan
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?alparij
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0380.jpg
ワイジェイFX
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?cybermt4
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
(オススメ業者はAlpari、ワイジェイFX)
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
ダウ理論再入門 9
基本法則6
Trend Remains In Effect Until Clear Reversal Occurs
をご紹介いたします。
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